腕のしびれの原因と首・肩からの治し方


パソコン作業中や車の運転中に、手が重だるくなってくる…

実は、首や肩周りの筋肉が硬くなることで起きていることがあります。

このようなお悩みをお持ちの方に、少しでもお役に立てる情報をお届けできればと思います。

 

はじめに

こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、院長の作尾大介です。

この度は、肩から腕にかけての重だるさやしびれを自分でケアする方法をブログに書きました。

同じようなお悩みを抱えている方に、参考にしていただければ幸いです。

 

手にしびれを感じると、不安な気持ちになることもあります。

「何か悪い病気ではないだろうか…」

と、インターネットで調べても心配になる情報ばかりが目に入り、病院に行くと「ヘルニア」と診断されたり、違うお医者さんからは「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」という難しい名前の症状を告げられたりすることがあります。

 

いったいどうすればいいのか、戸惑われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、私自身も同じような症状で悩んでいた時期がありました。

疲れがたまって調子が悪くなると、左肩から腕にかけてしびれることがあったのです。

そんな時に私が取り組んでいる方法を、この度のブログでお伝えしたいと思います。

この方法は、当院に来院している患者さんにお伝えしているセルフケアです。

重度の症状や大きな病気の方でない場合、多くの方に試していただける内容です。

特に、首や肩回りの筋肉がカチカチに硬くなり、しびれを起こしている方には、ぜひ実践していただきたいと考えています。

 

・「パソコンの仕事中に手がしびれる」

・「長時間スマホを触ると手がだるくなる」

・「車の運転をしていると腕がピリピリしてくる」

 

といったお悩みをお持ちの方は、日常で簡単に取り組める方法なので、ぜひ最後までお読みいただき実践してみてください。

 

なぜ、首から手にかけてしびれたり、重だるくなるのか?

毎日の治療で気が付いたこと

 

毎日沢山の患者さんを治療させていただく中で、次のようなご相談を受けることがあります。

「パソコンをしてたら手が重だるくなるんです…」

「長時間運転してたら、どこに手を置いてたらええんかわからんくなる程重だるい」

このような症状の原因は、首から腕にかけて伸びている神経を、硬くなった筋肉や靭帯が押さえつけていることが考えられます。

 

神経が押さえつけられるとどうなるのか

首から腕にかけて伸びている神経が悪くなる段階は、次のような流れで進んでいきます。

1. 力が入りにくくなる、もしくは重だるくなる

2. しびれてくる

3. 筋肉がやせてくる

 

神経は多くの場合、以下の部分で押さえつけられることがあります。

・首の前の筋肉

・鎖骨周りの筋肉や靭帯

・胸の前の筋肉

 

ですので、これらのポイントを柔軟にしておくことで、手のしびれや重だるさを和らげることが期待できるのです。

 

参考文献:

・日本整形外科学会「胸郭出口症候群診療ガイドライン」

・日本手外科学会「末梢神経障害の診断と治療」

 

自宅で簡単にできる3つのセルフケア

 

日常生活で取り組める方法を3つにまとめました。

1. 胃を前に出す姿勢を心がける

背中が丸くなると、背骨はC字状の形になります。

そうなると、首は肩よりも前に突き出した姿勢になり、首の神経に負担がかかることになるのです。

日ごろから胃を前に突き出す姿勢を心がけましょう。

デスクワークの際や、スマホを見るときなど、意識してみてください。

 

2. 一日10回の深呼吸

私達の体は、呼吸をするたびに胸やお腹が膨らむ仕組みがあります。

しかし、毎日を忙しく過ごしていると、自分では気が付かないうちに浅い呼吸になってしまうことがあります。

そうなるとお腹を使って呼吸(腹式呼吸)ができなくなり、胸だけで呼吸することになります。

 

そのため首や肩、胸周りの筋肉に負担がかかり、肩や首の動きを制限し、しびれを助長することにつながります。

 

この状態をリセットするには、ゆっくりと腹式呼吸をすることが大切です。

1日10回でよいので取り組んでみましょう。

 

深呼吸の方法:

1. 鼻からゆっくり息を吸い込む(お腹を膨らませるイメージ)

2. 口からゆっくり息を吐き出す(お腹をへこませるイメージ)

3. 3~5秒かけて吸い、5~7秒かけて吐く

 

3. お風呂はゆっくりと温まる

疲労がたまると、筋肉や関節もこわばってきます。

そうなると、余計に体の回復を妨げることになります。

これから暑くなる季節でも、シャワーだけで済ませずに、湯船につかって温まることをおすすめします。

温めることで筋肉の緊張がほぐれ、血の巡りも良くなります。

 

「こんな方法で本当に良くなるの?」

と思われるかもしれませんが、私もこの方法でセルフケアをして楽になりました。

日常で簡単にできる方法なので、ぜひ取り組んでみてください。

 

まずは「できることから」

もし、ブログをご覧のあなたが手のしびれでお困りでしたら、この度お伝えしたことをどれか一つでよいので、日常に取り入れてみてください。

 

「最初は気が付いたら胃を前に出してみよう」

「深呼吸してみよう」

「今日はお風呂にゆっくり浸かってみよう」

ぐらいのイメージで取り組んでみましょう。

 

そうすると、しびれを忘れる時間が増えてくることがあります。

こうなると、体が楽になってきた証拠です。

ぜひ、できることから取り組んでみましょう。

 

それでも改善しないときは

 

もし一向に良くならない場合は、他にも問題があるかもしれません。

そんな時は当院までお気軽にご相談ください。

 

1人で悩みを抱え込まず、私と一緒に改善に取り組んでみませんか。

しびれがひどくなる前に、早めのケアをおすすめします。

 

患者さんの声

 

Q. 何が決め手で当院を受診されましたか?

「行きつけの美容院の美容師さんに評判をお聞きし選びました。」

 

Q. どのようなお悩みで当院を受診されましたか?

「左腕が肩のあたりからズキズキと重痛くなり、日常生活において、仕事中や食後、就寝中も痛みで苦しむ事が増えてしまった。」

 

Q. 実際に受診されて良かったことは?

「何より、あの苦痛から解放された事を幸せに感じています。

先生に治療していただいてから、日常生活が楽になり、仕事もスムーズに出来る様になり、本当に感謝しています。

又、今までの生活習慣を見直すアドバイスもしていただけるので、気がつけば背すじを伸ばすようになったり、歩くことを心掛ける様になりました。」

 

お名前  F・ Nさん    52歳 女性

住所   小野市      職業 トリマー

 

当院での施術と、今回ご紹介した方法を実践していただいたところ、このような嬉しいお声をいただけました。

 

まとめ

腕のしびれや重だるさは、首や肩周りの筋肉が硬くなり、神経を押さえつけていることで起こることがあります。

 

今回ご紹介した3つの方法:

1. 胃を前に出す姿勢を心がける

2. 一日10回の深呼吸

3. お風呂はゆっくりと温まる

 

これらは、日常生活で簡単に取り組める内容です。

できることから始めていただければと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

皆様の健康と笑顔あふれる毎日を、心よりお祈りしております。

(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)

 


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