「毎日肩のストレッチをしているのに、一向に肩の痛みが治らない」
「肩を回したりマッサージをしても、すぐに痛みが戻ってしまう」
「肩の痛みに加えて、最近は手のしびれまで感じるようになった」
そんなお悩みがある時には、このブログがお役に立てると考えています。
肩の痛みが治らない原因と、今すぐできる3つの改善方法
こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています院長の作尾大介です。
当院にも、
「何をしても肩の痛みが治らない」
「ストレッチをしても効果がない」
という患者さんがたくさん来院されます。
真面目にストレッチを続けているのに改善しないと、本当に不安になりますよね。
「このまま一生付き合っていかなければいけないのか」と思ってしまう気持ちになってしまうのは無理のないことだと考えています。
そんな悩みを抱えている方は決してお一人ではありません。
でも、なぜ肩のストレッチをしても痛みが治らないのでしょうか?
そして、どうすれば根本的に改善できるのでしょうか?
実は、肩の痛みが治らない理由は「肩に原因がない」ことが考えられるんです。
今回は、なぜ肩のストレッチが効かないのか、そして改善するための具体的な方法をご紹介させていただきます。
もし、同じように長引く痛みでお悩みでしたらこのブログがきっとお役に立てると考えています。
ぜひ最後までお読みください。
肩の痛みが治らない本当の原因|首からの神経と血流不良の関係
肩の痛みと首の神経|手のしびれの原因は筋肉のコントロール不全
「肩の痛みの原因が首?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は、ここに改善の大きなヒントが隠されているんです。
少しお付き合いください。
私たちの肩へ行く神経は、実は首から出ているんです。
例えば、会社の電話回線を思い出してみてください。
各部署の電話は正常でも、大元の回線に問題があると、すべての部署で電話が使えなくなってしまいますよね。
肩の痛みも同じで、首周りの筋肉や関節が硬くなってしまうと、腕に伸びる神経に悪い影響を与えてしまうんです。
つまり、肩の痛みや手のしびれの原因は、首の神経の圧迫が関係している可能性があるということです。
ストレッチが効かない理由|肩への過剰な刺激が痛みを悪化させる
では、なぜ肩のストレッチを続けても改善しないのでしょうか?
肩に原因がない状態で肩のストレッチを続けると、過剰な刺激が入ることになります。
すると、肩周りの筋肉や関節をかえって痛めてしまい、肩の痛みが長引く結果になってしまうんです。
よく「肩を回しましょう」という指導がありますが、肩を回すという行為は、肩に一度に複雑な動きを要求することになります。
例えば、新入社員の方に書類整理、マネジメント、さらにシステム改善の仕事を一度に頼めば、何かしらボロが出るかもしれません。
それと同様に、肩を回すという行為は、肩が弱っている時、肩の調子が悪い時に、たくさんの仕事を要求することになるので、その結果、肩の痛みを引き起こす原因になってしまいます。
肩の痛みが治らない時の根本的な考え方|治しやすい環境を作る重要性
ストレッチをしても肩の痛みが取れない、あるいはマッサージをしても肩の痛みが取れない。そんな時には、肩以外に原因がある可能性を考えてみることが大切です。
何かをすれば肩が治るということは、なかなか言いがたいです。では、肩が治りやすい環境を体に作ってあげることが大切になります。
私たち人間の体は、血が流れることによって体が元気になる仕組みがあります。血が流れることによって、血の中に含まれる酸素や栄養が体の隅々に巡るからです。
病気をすれば体が治る、怪我をすれば体が治る働きは、血の循環によって起こされていると言っても過言ではありません。
肩の痛みの治し方|血流改善と自然治癒力で手のしびれを改善する3つの方法
1. 肩の痛み改善の呼吸法|手のしびれを予防する正しい呼吸方法
体の調子の不調が長引いている時には、まず呼吸法から始めてみてください。
鼻から吸って口からゆっくり吐く、吸う時間と吐く時間の割合を1対2にすることが大切です。
例えば、2秒で鼻から吸って、4秒で口からゆっくり吐く。慣れてきたら、3秒で吸って6秒で吐く、というように時間を延ばしていきます。
呼吸のリズムによって自律神経をリラックスさせ、さらに深い呼吸を行うことによって、体のエネルギーの源である酸素をたくさん取り込むことが可能となります。
朝起きた時と寝る前に、5回から10回程度この呼吸法を実践してみてください。
2. 肩の痛みを防ぐ体の歪み調整法|手のしびれの原因となる姿勢不良の改善
血が流れることによって体が良くなるというお話を先ほどお伝えさせていただきました。
しかし、体の日常の癖によって体が歪んだり、体の関節が硬くなってしまうと、血流が悪くなる恐れがあります。
例えば、片側に体重をかけて座る、背中を丸めたままの姿勢でいる。
このような状態が続くと、体に歪みが起こり、調子を悪くしてしまう恐れがあります。
肩の痛みが治らない時には、体の歪みを調整することがポイントになります。
足裏を左右均等につけて座る・立つ。
そして、少しお腹のあたりに力を入れて立っていただくと、猫背を予防でき、正しい姿勢を保つことができます。
1時間に1回程度、姿勢を意識して体をリセットしてみてください。
3. 肩の痛み改善の睡眠法|手のしびれを予防する質の良い睡眠
私たち人間の体は、血が流れること、そしてご飯を食べること、そして体を休めることによって、体の疲労が取り除かれます。
睡眠の質を高めることは、体の不調を改善していく上でとても重要です。
質の良い睡眠のポイントは、寝る1時間前にはスマホやタブレットを見ないようにすることです。そして、7時間から8時間程度の睡眠時間を確保することが大切になります。
ブルーライトは脳を興奮させてしまうので、布団に入ってもなかなか寝付けなくなってしまいます。寝る前は、軽くストレッチをしたり、お気に入りの音楽を聴いたりして、リラックスする時間を作ってみてください。
肩の痛みが改善した患者さんの声
当院では、肩の痛みでお悩みだった患者さんより喜びの声をいただきましたので、こちらでご紹介させていただきます。
肩の痛みでお悩みの方の励みになれば幸いです。
兵庫県加東市在住 60歳 女性 小松淳子 様 職業 保育士
体のお悩み:長引く腰痛、夜も疼く肩と腰の痛み
治療期間 3カ月 治療回数 7回
※現在は3~4週に1度メンテナンスに通院されています。
Q1.何が決め手で当院を受診されましたか?
若いときから仕事がら腰痛も何度も経験し、病院の治療や、接骨院の電気治療に按摩(あんま)など…
いろいろやってみましたがどれも合わず、妹や姉から聞いていた貴院で治療を受けてみることにしました。
Q2.どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
肩の痛みで夜もねむれなくて、痛み止めを飲み始めても効かず、
つらくて泣く程の痛みが続いたため
Q3. 実際に受診されてよかったこと
初回の治療を受けて、「もう今日は痛み止めを飲まなくても眠れますよ」と
先生から嘘のような言葉を聞いて、半信半疑でその夜布団に入りました。
昨日まで「痛い痛い…」と泣いていたのに、本当に何もなく眠ることができました。
その後も腰痛治療なども受け、心身ともに元気になってきました。
一年前が本当に嘘のようです。
ありがとうございます。
詳しく知りたい方はこちらのブログを併せてお読みいただけますと幸いです。
肩の痛みの改善方法まとめ|血流改善と自然治癒力を1ヶ月続けて手のしびれを解消
肩の痛みを改善するための3つのポイントをもう一度まとめます。
1. 呼吸法:鼻から吸って口から吐く(1対2の割合で5回から10回)
2. 体の歪み調整:足裏を左右均等につけて座る・立つ(1時間に1回)
3. 睡眠の質向上:寝る前1時間はスマホを見ない(7〜8時間の睡眠確保)
この3つを、まずは1ヶ月続けてみてください。
多くの方が、肩の痛みの頻度が減ったり、手のしびれが軽くなったりすることを実感されています。
もし1ヶ月続けても改善しない場合は、頚椎の問題や神経の圧迫など、他に原因がある可能性があります。
そんな時は、お一人で悩まずにぜひご相談ください。
当院では、お一人おひとりの症状に合わせた施術で、肩の痛みの根本的な改善をサポートさせていただきます。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
皆様が痛みのない快適な毎日を過ごせますよう、心よりお祈りしております。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)