「昼飯なんてゆっくり食うほど時間がない」
「ご飯を味わう?そんな時間がもったいない」
こうした理由で、食事を流し込むようにたべる…
仕事や育児、家事で忙しいときはのんびり食事なんてできないものですよね。
ただ、こうした習慣が長引く腰痛を起こす原因になっている可能性があるのです…
こんにちは、兵庫県小野市にあるこころ鍼灸整骨院院長の作尾です。
この度はブログに腰痛と食生活の関係について書いています。
私たち人間の体の深部には内臓があり、その外側を筋肉が守るように包んでいます。
内臓は人間が生きていくうえで最も重要なもの、それを守るために筋肉という壁で守っていると言っても過言ではありません。
ただ、ストレスや不摂生が続くと内臓の調子が悪くなり、内臓を守る周辺の筋肉にまで悪影響を及ぼし、その結果腰痛を引き起こすこともあるのです。
このブログを読んでいただければ、食生活と日ごろの習慣を少し変えるだけで、腰痛を予防・改善するきっかけになる可能性があります。
お時間のある時にご覧ください。
まだコルセットには手を出すな!
食生活を変えて根本から腰痛を改善する方法
ここ最近ずっと腰痛が続いている…
今日も仕事で立ちっぱなし。
あるいは、重たいものを持つ。
もしくは、重い資料をかついで移動する。
こんなときに頼ってしまうのが、コルセットではないでしょうか?
しかしながら、コルセットをまいて対処をすると、腰痛のたびにコルセットに頼らないとだめになります。
そうなると、腰を支える筋肉が弱くなってしまい、ちょっと腰に負荷がかかればまた腰痛に…
悪循環が起こるわけです。
食事が腰痛に関係する理由
私は約17年間の臨床経験の中で、のべ8万人以上の腰痛の患者さんを施術させて頂きました。
今まで施術してきた腰痛の患者さんに共通していたことは、腰回りの筋肉がカチカチになっていることでした。
施術の際、患者さんにお話を聞いてみると、
「仕事の付き合いで飲み会が続いている」
「最近食べ過ぎで太ってきた」
といった共通点がありました。
つまり、暴飲暴食や偏食、冷たいものを沢山食べて内臓に負担をかけてしまうと腰痛になる可能性があるのです。
胃腸は食べたものを消化して、便を肛門の方に運ぶ働きをしています。
しかし、胃腸の働きが悪くなると腸の中にガスや便がたまります。
その結果、腰回りの筋肉に負担をかけてしまうのです。
内臓と背骨は神経で繋がっている
背骨の神経は背中や腰の筋肉をコントロールしているとともに、内臓の働きを調整しています。
食べ過ぎや飲みすぎで背中が痛くなるという反応は、背骨からでる神経が内臓と繋がっているからです。
さらに、東洋医学の考え方では、内臓と関係したツボが背中や腰にあるので、暴飲暴食や不規則な食事で内臓に負担をかけてしまうと、腰痛を起こすきっかけになります。
長引く腰痛にはストレスによる〇〇が関係していた!
今日も会社の会議でイライラ
あるいは、旦那の一言に怒り心頭
もしくは、通勤ラッシュで空気をよめない人をみて嫌悪感
毎日生活していると、イラッとすることもありますよね?
その場で
「馬鹿野郎!」
と、叫びたくてもなかなか行動に移せないのが大人の社会です。
こうしてためこんだストレスが腰痛を長引かせる原因になっていることが最近の研究で明らかになりました。
心身ともにストレスがかかると…
・筋肉が硬くなる
・血のめぐりが悪くなる
・内臓の働きが悪くなる
・痛みに対して過敏になる
という現象が起こります。
こうしたすべての要因が腰痛を長引かせてしまうことになります。
当院にご来院される腰痛の患者さんは、
「期限内に提出しないといけない仕事があって休めていない」
「育児で朝晩関係なく動き回っているんです」
と、真面目で仕事や家事に手を抜けない方ばかりでした。
こんな方だからこそ、早く腰痛を改善して頂きたいと願っています。
今日からすぐできる3つの腰痛改善法
・早食いよりも、ゆっくりと食べましょう
早食いは胃腸に負担をかけるだけでなく、満腹感をおざなりにします。
食後についついお菓子を食べてしまう癖がある人は、ゆっくりと噛んで食べるだけでそういった習慣を変えて、なおかつ腰痛を予防できる可能性があります。
ゆっくりと食べることにより、食べすぎを防ぎ肥満まで予防してくれます。
さらに、満腹感は心身ともに幸福感をもたらしてくれますので、ストレスのケアにもなるのです。
・まずは野菜から、食べ方を変えて内臓を元気に
食べる順番を最初に根菜やキノコ類にすることで、内臓への負担が減ることが分かってきました。
ダイエットにおいてもこうした食べ方を重視されています。
空腹状態でご飯やパンなどの糖質の多い食品を食べると、血糖値が急上昇し、内臓に負担をかけることになります。
まずキノコ類や野菜を食べることで胃腸への負担を減らすことができるのです。
まずは野菜、次に肉類、最後にご飯やパンを食べるようにしてみましょう。
・コルセットの正しい使い方を覚える
最新の論文でわかったことで、4週間以上継続して使用すると、腹筋や背中の筋力が弱くなるという報告があります。
その結果、頻繁に腰痛になることも…
腰痛が軽減すれば、コルセットは外すように心がけましょう。
そして、コルセットを使用するのもの2日までにしておきましょう。
ちょっとした生活の習慣でも、腰痛を改善していくきっかけになります。
最初は習慣を変えるのに苦労しますが、慣れてくると苦労なく食生活を取り組めるようになります。
ただ、それでも改善しないような腰痛でしたらお気軽に当院までご相談ください。
監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介
LINEでのご相談は24時間承っております。
お体のことでお悩みでしたらお気軽にお問い合わせください。