「胸がドキドキして息苦しくなる…これって自律神経の不調かな」
「めまいや動悸がする」
こんなお悩みを解消された患者さんがいらっしゃいます。
教えて、自律神経を整える方法
兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、作尾大介です。
この度は自律神経の乱れ、自律神経失調症といった症状についてまとめました。
先月、当院に来院なさる患者さんより
「最近、ドキドキして眠れない」
「急に息苦しくなる」
というお悩みを伺いました。
病院へ行くと、自律神経失調症と診断を受け、今は薬や漢方を飲んでいるとのこと。
さらに詳しくお話を聞かせていただくと
「自宅とかで取り組める方法はないですか?」
「日常生活でどんなことに気を付けたらいいですか?」
という相談をいただきましたので、この度のブログを作成しました。
もし、同じように自律神経の不調でお悩みでしたら、このブログがきっとお役に立てると考えています。
ぜひ、お読みいただけますと幸いです。
自律神経を整えるためにはツボがいい?それとも整体がいい?
突然ですが、私たち人間の体には
・背骨から出ている神経
・脳から出ている神経
・筋肉を動かす神経
といった沢山の神経があります。
※黄色線が神経を表しています。
体の神経の中でも、自律神経は呼吸や血の流れ、血圧、消化、内臓の働きといった生命活動を維持するために、自動的にコントロールしています。
でも、自律神経が乱れてしまうと、呼吸や血の流れ、血圧、消化、内臓の働きといった体をコントロールしている機能まで乱れ、不調が起こることになります。
では、自律神経を調整するために、一体どんなことを取り組めばいいのでしょうか?
酸素が自律神経を調整する鍵
自律神経を回復するために必要となるのが酸素です。
呼吸をするたびに酸素を体に吸収し、脳や内臓、筋肉、皮膚といった体のさまざまな器官に送り届けています。
酸素が不足すると体が苦しくなり、フラフラしてめまいまで起きることもあります。
私たちは生きていく上で、脳や内臓が働かなければ活動ができません。
ですので、日常生活で体に取り込む酸素の量が減ると、優先して脳や内臓に酸素を供給します。
そして、皮膚や髪の毛、筋肉といったところには酸素を供給する量を減らし調整する働きがあります。
筋肉に酸素が不足すると、少し動いただけで疲れやすくなることに…
日常生活で酸素を吸い込む量が減るだけで、自律神経の不調が起こるきっかけとなります。
自律神経を整えるために必要な要素
人は1日28000〜29000回の呼吸をしていると言われていますが、活動量が減ると呼吸の回数まで減ることになります。
ここ最近は、感染症の影響で自粛生活が続き、座りっぱなしになったり、横になってじっとしている生活が増えました。
当院の患者さんからも、自粛生活やリモートワーク、の影響で活動量が減ったという声をお聞きしています。
その結果、酸素を取り込む量が減り、自律神経の不調を訴える方が増えたのだと考えています。
今日からできる自律神経を自力で整える方法
では、どうやって自律神経を整えていくと良いのか?
自律神経を調整する鍵は【呼吸】がポイントになります。
30分に1回伸びをして深呼吸を心がける。
呼吸をするときは、吸う時間よりも吐く時間を長くする。
この2つのことを日常に取り入れていただくと、自律神経を整えるきっかけになります。
ぜひ、継続して取り組んでいただければ幸いです。
音声 https://anchor.fm/e3n2r4j5tuo/episodes/ep-e1fig6f
当院では、自律神経の不調を訴えて来院される方もたくさんいらっしゃいます。
自律神経の不調で苦しんでいた患者さんから
「最近自律神経の不調を忘れて生活できている」
「仕事も普通に出勤できるようになった」
といった声を頂戴しています。
もし、自律神経の不調でお悩みでしたらお早めにご相談ください。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)