先日神戸の街を歩いてみると、コンビニの数よりも整骨院や60分○○○○円といった、マッサージやリラクゼーションのお店が増えていることに気が付きました。
人は選択肢が6個以上増えると、脳が考えることに疲れてしまうようです。
これだけ整体院やリラクゼーションのお店が増えると、どのお店を選べばいいのか迷ってしまうことってありませんか？
ですので、この度は整体やマッサージを受けなくても、自宅で肩こりを予防できる方法を書いています。
時間がなくて整体院や整骨院にいけない方や、どの治療院を選べばいいのかわからない方は、このブログを最後まで読んで頂き参考にしていただければと思います。
肩を揉む前に考えて欲しいこと
先日偶然入った定食屋さんで昼食を食べていると、
「肩こりでたまらんわ．．．」
という声が、オーダー待ちの私の耳に入ってきました。
私は修業時代の10年と、こころ鍼灸整骨院を開業して現在に至るまで8万人以上の肩こりの患者さんを治療させていただきました。
当院に肩こりの症状を訴えて来院される患者さんの多くは、保険の効く整骨院や接骨院、リラクゼーションで、何度もマッサージを受けても
「その時は良くなっても、晩にはもとの状態に戻ってしまうねん…」
といったことを、問診の際にお聞きします。
何人もこういった患者さんを治療させていただいた経験からわかることですが、肩こりはこり固まった筋肉を揉みほぐしたり、ストレッチをかけてもよくなりません。
私の知るマッサージが本当に上手な先生は、筋肉を詳細に検査して、悪い部分だけを的確に治療します。
マニュアル化されたマッサージで肩こりが良くなることはありませんでした。
まずは「なぜ肩こりになるのか？」、原因を明確にして治療する必要があります。
揉んでも揉んでも治らなかった．．．
修業時代の私は、毎日整骨院に来る患者さんから、
「肩がこってかなわんから揉んでくれ～」
との要望に応えて、こり固まった筋肉に対してマッサージばかりしていました。
しかし、そういった患者さんは、次の日もまた次の日も同じように肩こりを訴え、
「もっと強く揉んでくれ」
「もっと長時間揉んでくれ」
ということを訴えて、こり固まった筋肉は、ほぐれるどころか日増しにかたくなるばかりで、肩こりは一向に改善せずに、まるで中毒のようにマッサージを求めて来られました。
当時の私は治療家の免許を取りたてで、知識も経験もありませんでした。
ですので、マッサージをすれば、肩こりは改善すると信じていました。
だから、患者さんの要望に応えて、汗をかきながらマッサージをしていたのです。
でも、経験と知識を積んだ今だからこそわかります。
肩こりに対してマッサージだけをしても長期的にみると良くなりません。
「なぜ肩こりになるのか？」原因をお話したいと思います。
長引く肩こりの原因は？
肩こりが長引く3つの原因をお伝えします。
１．血行不良
肩回りの筋肉が硬くなると、血液やリンパ液の循環を妨げてしまうのです。
そうなると、筋肉に栄養が不足して、疲労がたまり肩こりを起こしてしまうのです。
2．ストレス
肩こりを代表する僧帽筋はダイレクトに脳からの命令を受けています。
ストレスで脳が興奮状態になると、この筋肉が脳の状態を投影して反射的に硬くなり、肩こりを引き起こしてしまうのです。
３．悪い姿勢
私達の体は常に重力を受けています。
猫背や首を肩よりも前に突き出した悪い姿勢で生活していると、肩や首に重力がかかり、肩や首周りの筋肉に負担がかかり、長引く肩こりを起こします。
これら3つの原因を考え、肩こりを予防する必要があります。
この原因を考えずにマッサージをしたり、薬をのんだり、シップを貼ったとしても、その場しのぎの対処になり、また元の状態にもどってしまうのです。
自宅で簡単にできることをお伝えします
自宅で肩こりを軽減・予防できる方法がありますので、ここでご紹介させていただきます。
・手軽に続けられる運動を心がける
・お風呂はゆっくり浸かり温まる
・楽しい！面白い！と思ったら大げさに笑ってみる
これをするだけである程度の肩こりは予防できます。
ぜひ、今日から日常生活に取り入れてみて下さい。
それでもよくならないときは、一人で悩みを抱え込まず当院までご連絡ください。
そのときは私と治療に取り組んでみましょう！
こころ鍼灸整骨院の肩こりの治療法を詳しく書いています、治療を希望される方はこちらのページをご覧ください。
監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介
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