「定期的にぎっくり腰を起こしていたが、今年は問題なく過ごせている」
「そういえば、湿布やロキソニンを飲まずに生活ができている」
ぎっくり腰にお悩みだった患者さんより、喜びの声を頂戴しています。
治し方なんてあるの?薬や湿布も効かないぎっくり腰の予防法
こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、作尾大介です。
最近寒くってきたこともあり、ぎっくり腰の患者さんが増えてきました。
現在は体のメンテナンスに来院される患者さんも、昔はぎっくり腰に苦しんでいらっしゃった方もいます。
お話を伺うと
「年に何回かぎっくり腰を繰り返す」
「重たい物を持つ時や屈んだりする時、ぎっくり腰にならないか不安」
と、お聞きします。
当院でも12月、1月の寒くなる時期に、ぎっくり腰が多発する傾向があります。
ですので、この度はぎっくり腰の予防法をブログにまとめています。
もしぎっくり腰にお悩みでしたら、きっとお役に立てると考えていますので、お時間の許す折にじっくりご覧いただけますと幸いです。
ぎっくり腰って冷えやストレスと関係があるの?
実は私も病院で修行をしていたときにぎっくり腰を体験したことがあります。
当時は電車で通勤していたために、痛みを堪えて脂汗をかきながら出勤しました。
立っているだけで辛かったのですが、座席に座ってしまうと立てなくなる可能性があったため、通勤だけで地獄のような思いをしました。
もう、あんな体験は2度としたくないです…
ですのでこの度は、ぎっくり腰について詳しく調べたことをブログにまとめています。
本来、体の筋肉や関節は、腰を曲げたり、捻ったりする際に滑らかな動きができるように働きます。
でも、体が疲れている状態だと、筋肉や関節は硬くなってしまうことになります。
そのために、普段だったら問題のない、
・ものを拾う
・くしゃみをする
・背伸びをする
といった動作をしただけで、痛めてしまうことがあります。
ほら、自転車も乗らずにほったらかしておくと、チェーンが錆びてペダルを漕ぐと硬くなってしまった体験ってないでしょうか?
錆びて動きにくくなったチェーンと同じように、ぎっくり腰を起こす前は、腰回りの関節や筋肉が硬くなっている可能性があります。
治し方ってあるの?まだ知られていないぎっくり腰治療の切り札
体の筋肉や関節は、脳から命令が入ることで動くようにできています。
そして、手や足はものを触る、立ち上がる、歩くといった情報を脳へ常に送り届けて、脳から臨機応変に命令をもらって活動しているのです。
会社に例えると脳は社長、社長からの命令通りに働くのが社員(筋肉や関節)になります。
そして、手や足は現場の状況を社長に伝える秘書のような働きをしています。
この3つの連携が滞りなく取れていれば、体は健康を保つことができます。
ストレスが原因でぎっくり腰?
でも、仕事で難しい案件を抱えてストレスがかかると、脳の働きが悪くなり、筋肉や関節への命令系統が悪くなります。
脳からの命令が滞ってしまうと、筋肉や関節って普段通りの動きができなくなり、その結果下のものを拾うだけで、ぎっくり腰が起こるきっかけを起こすことになります。
寒くなるとぎっくり腰が起こる原因
寒くなると、人は体を動かす機会が減ってしまうことがあります。
そればかりか、日頃から仕事が増えて座りっぱなしが増えることによって、さらに活動量が減ることもあります。
その結果、筋肉や関節を動かす機会が減ってしまうことに…
そうなると、今度は手や足、姿勢からの情報を脳に入力する機会が減ることになります。
手足や姿勢からの情報が脳に伝わらなくなると、脳は必要以上に働かなくて良いと勘違いして、活動量が減ることになります。
そして、最終的には筋肉や関節まで働かなくなってしまうことになります。
その結果、いつもなら問題のないことでぎっくり腰が起きることになってしまいます。
脳⇄筋肉と関節⇄手足の情報
この3つの機能が正常に働くことによって、ぎっくり腰を予防することが可能となります。
脳科学から原因を考えた、ぎっくり腰の予防法
では日頃から、ぎっくり腰を予防するためにはどのようにしておけばいいのか?
脳⇄筋肉と関節⇄手足の情報
この3つの働きを滞りなく、働かせるための燃料として酸素、水、栄養が必要になります。
ぎっくり腰を予防する方法を3つにまとめました。
1 水分補給
筋肉や関節を動かすためには、水が必要不可欠になります。
日頃からこまめに水分補給を行うことで、ぎっくり腰の予防が可能となります。
2 深呼吸
最近はマスク生活が続いているために、呼吸には制限がかかっています。
特に仕事が立て込んで仕事に集中すると、呼吸が浅くなってしまうことがあります。
1時間に1回は深呼吸を心がけてみていただければ幸いです。
3 1時間に1回は姿勢を変えてリセット
動かない状態が続くと、脳への入力が減ってしまうことになります。
そうなると、脳から筋肉や関節への命令が滞ってしまい、筋肉や関節が硬くなってしまうことになります。
1時間に1回は姿勢を変えて、立ち上がる、歩くといった刺激を入れることで、ぎっくり腰の予防になります。
とても簡単にできる3つのことですので、ぎっくり腰を予防するためにお役に立てれば嬉しく思います。
音声 https://anchor.fm/e3n2r4j5tuo/episodes/ep-e1aev7o
もし、上記3つのことを取り組んでも、ぎっくり腰になってしまった。
あるいは、腰痛が長引いている…
こんな時は他にも何か原因があるかもしれません。
もし、お体に不調を感じる時はお早めにご連絡ください。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)