「座わっていると腰が痛くなる」
「長い運転のあとは腰が突っ張ってのびない…」
こんな体の異常を感じつつも、仕事で忙しいあなたは治療を受ける時間もなく、痛みや重だるさをごまかしながら生活しているのではないでしょうか?
ですがご安心ください!
こんなお悩みを解決する方法をブログに書きました。
お忙しいと思われますが、すこしのお時間を割いてこのブログを読んでいただければと思います。
こんにちは、兵庫県小野市こころ鍼灸整骨院院長の作尾です。
この度は40代の働き盛りの女性に多い腰痛について書きました。
私の治療院にも、仕事熱心な女性の方が多数来院されています。
忙しい女性の方は、体に痛みや重だるさを抱えていても、仕事や家事等の理由でなかなか自分のために時間をとれないものですよね。
私の治療院に来院される40代の女性の方々も、あなたと同じように時間を作ることが難しいとのことで、疲れをため込んでクタクタになって当院に来院されます。
お金はためてもいいのですが、疲れをためてもろくなことになりません。
ですので、この度は40代の女性に多い腰痛の対処法と、予防法を詳しく書きました。
このブログを読むことで、日常生活の行動や習慣を少し変えるだけで、改善もしくは予防できる可能性があります。
ぜひ、最後までお読みください。
あなたの腰の痛みは年齢と関係ありません
40代を迎えたあなたは「昔と比べると、すぐに体が疲れるようになってしまった…」
と、自分の体の変化に戸惑いを感じているかもしれませんね。
私の治療院でも、40代をこえた女性の患者さんからは
「年だから…」
「無理がきかなくなってきた」
と、いった声をお聞きします。
ですが、施術をして元気になった40代の女性たちは、昔と同じように、いやそれ以上にプライベートや仕事をバリバリこなしているんですよ♪
時には私が後ずさりしてしまうほど、元気になっている方もいらっしゃいます(笑)
では、何が原因で昔と比べて体にエネルギーが沸き上がってこないのでしょうか??
実はこれ、骨盤を支えている筋肉や靭帯が弱くなっていることが原因かもしれません。
体の中心が歪むと…
人の体を支える姿勢の重心は 骨盤の高さにあります。
ですので骨盤に歪みが生じてしまうと手足や、首、肩にまで影響を及ぼしてしまうことになっちゃうんです。
それに、体の中心を支えている軸がぶれてしまうので、それを補うために姿勢を支えるために筋肉に負担がかかり、姿勢を支えるために無理をしている筋肉は徐々に疲れてきます。
その結果、腰痛や肩こりが慢性化してくることになる。
例えるならば、職場でさぼる人がいると、まじめな人がその穴を埋めるためにしわ寄せがきて余分な仕事をしなければならない…
世の中の不条理と一緒のメカニズムが体でも起きてるんです。
つ、辛い話ですよね~
病院に勤務していた時に気が付いた腰痛の矛盾
実は、私は修業時代に病院に4年ほど勤務していました。
その病院ではリハビリスタッフとして、腰痛を訴える患者さんを沢山治療させていただきました。
お医者さんからは、リハビリスタッフの私に慢性腰痛なので、「腰周辺のマッサージ」と「腰痛予防の運動を指導するように」
と、指示があり、その通りに患者さんを施術していました。
しかし、「長時間座っていると腰が痛くなる」と訴える患者さんは一向に改善してきません...
「なぜだ?」
当時は「長時間座っていると腰が痛くなる」と、言った症状で来院される患者さんを沢山治療していました。
恥ずかしい話ですが、その時は臨床経験も浅く知識もほとんどありません。
そんな中、色々と考えて本や論文を読み漁り、様々な治療技術のセミナーに参加して、慢性腰痛の患者さんに共通したことがあることに気が付きました。
それは、骨盤を構成する靭帯にブヨブヨとした腫れがあり、そこを押すと「痛い!!」と、患者さんが訴えることでした。
この靭帯にあるブヨブヨした、腫れがなくなるように施術していくと、驚くように「長時間座っていると腰が痛くなる」と、いった症状は改善していきました。
後日、病院で勤めていた私は患者さんのレントゲン画像を確認してみたところ、靭帯が付くであろうところには何の異常も見つかりませんでした。
靭帯は関節を安定させるバンドのような働きをしています
本来靭帯には関節を安定させるバンドのような機能がありますが、こうしてブヨブヨとした腫れが起きてしまうと、靭帯の安定させる機能が低下し、周辺の筋肉を緊張させて関節を安定させようとします。
また緩んだ靭帯に体重がかかると、腰痛や重だるさが起きてしまうのです。
長時間運転をする、座りっぱなしで時間を忘れて資料を作成する、長い間たちっぱなしになる。
こうした作業が続くと腰痛が起きてしまうのは、この骨盤を構成する靭帯や関節が弱くなっている可能性があります。
そして、この弱くなった靭帯や筋肉はレントゲンや CT、 MRIでは見つけることができないんです。
実際に手で触り、微細ない異常を鑑別できなければ見つけることができません。
靭帯がゆるみ、骨盤が不安定になってしまうと
骨盤は、腸骨という骨と仙骨というホームベースのような形をした骨、それに股関節で構成されています。
股関節の特性は様々な方向に柔軟に動くのですが、腸骨と仙骨で関節されている仙腸関節はほとんど動かない関節です。
この仙腸関節が安定することで、体の重心が定まり、安定して立つことが可能になります。
ですが、股関節が硬くなってくるとあまり動かない仙腸関節に負担をかけて、仙腸関節を固定している靭帯に負担をかけることになります…
つまり、股関節が運動不足や足を組む座り方、片足に体重をかけて立つ姿勢が習慣化したためにゆがみをひき起こすと、仙腸関節を構成する靭帯に負担をかけるために、座っていると腰が痛くなる症状が起こりやすくなってしまうのです。
特に女性は、男性と比べると筋肉が細く、繊細なために股関節や骨盤周辺に異常がおこると、腰痛が長引いちゃうんです…
非常に悲しいことに、こういった環境になるのが40代の女性に多いんです(>_<)
今日からできる3つの予防法
「座っていると腰が痛くなる症状」を予防する方法として、これだけは気を付けて欲しいことを3つにまとめました。
1.日常で足を組む癖、片足に体重をかけて立つ癖を避ける
いつも片足に体重をかけた休めの姿勢や足を組む姿勢は、足を組む、体重をかける側の骨盤や腰、お尻まわりの筋肉を硬くして、次第に股関節や骨盤にゆがみがおこります。
その結果骨盤を構成する靭帯に悪影響を及ぼしてしまうのです。
日ごろから立っている時に休めの姿勢になっている、足を組んでいることに気が付いたら、足先を平行にして立つ、座ることを心がけて下さい。
2.座りっぱなし、立ちっぱなしを避ける
面白い報告で、ビンボーゆすりが体にいいというお話があります。
小刻みに体を動かすことにより、関節や筋肉がほぐれて柔軟になってくるとのこと。
人の体はじっとしていると硬くなる性質があります。
長時間仕事に没頭して座りっぱなし、立ちっぱなしになると関節や筋肉は硬くなってしまうのです。
これを避けるには
・30~40分に一度座っている体勢を変える。
・座りっぱなし、立ちっぱなしの時はもじもじと腰を動かす
・30~40分に1回は立ち上がって屈伸をしたり、トイレに行く
ということをしてみて下さい。
それだけで骨盤周りの負担を減らすことができ、腰痛を予防できます。
3.ストレスをため込まない
これって簡単に言えるけど、意外と難しいですよね…
「ストレス」って一概に悪いものではないんですよね。
だって、人が成長する、自分自身の能力を高めていく為に必要なストレスもあるから。
今の状況よりも一つ上を目指すために、新しいことや、難しいことにチャレンジした経験ってありませんか?
私は個人的に、そうやって頑張る人が大好きです。
しかし 、自分が嫌だと思うことをやり続けたり、人間関係で追い詰められたり、心身ともに疲れて思考がネガティブになっているとストレスで体を悪くすることもあります。
とても残念なことに、悪いストレスが体にかかり続けるてしまうと、呼吸が浅くなり、内臓の働きがは落ち、筋肉は常に緊張した状態になりやすいんです。
そうなると腰や骨盤の筋肉も影響を受けて、疲労が蓄積し腰痛がおこりやすくなるのです。
これを簡単にできる対処法として、自分がストレスフルになっていると感じたときは、
・ちょっとでも楽しい事や面白いことがあったときは大げさに笑ってみる。
・お風呂はゆっくりと温まり、ゆっくりと深呼吸してみる。
・自分の好きな映画をみたり、おいしいもの食べる。
こうやって気分転換をしてみましょう。
この3つのことを日常で取り入れてみるだけで、「座っていると腰が痛くなる」症状は徐々に軽減してくる可能性があります。
そうすれば、あなたが元気だったころのように、体の疲れを忘れて生活できるかもしれません。
もし、今の症状が良くなったらどんなことができますか?
「座っていると痛くなる腰の痛み」が治ると、きっとこれからの生活も、心身ともに軽くなり、仕事が終わった後も自分の趣味や興味のあることにエネルギーを注げるのではないでしょうか。
体が元気になることで家族や恋人との大切な時間、自分の時間を穏やかに過ごせるかもしれません。
それでも一向に腰痛が改善しないときはお気軽にご相談ください。
その時は私と一緒に治療に取り組んでみましょう。
元気だったころに戻れるように全力でサポートさせていただきます!
どうすれば良いのかわからないときはこの動画を参考にしてください
あなたのように「座っていると腰が痛くなる」方のために、日常の注意事項をお伝えした動画を作成しました。
この度のブログの内容とあわせて実践していただくとより効果的です。
3分ほどの動画ですので、「具体的にどうすればいいのかわからない」という方は、こちらの動画をご覧ください。
あなたの腰痛が良くなり、朗らかに毎日を過ごせることを願っております。
毎日を忙しくお過ごしのことと思われますが、どうかご自愛ください。
監修 柔道整復師 ・ 鍼灸師 作尾 大介
※毎週土曜日は13時30分よりヨガ教室
そちらの方も希望がありましたら、当院までご連絡をお願い致します。
一度お電話にてご確認ください。