「事務仕事をすると、夕方になったら頭痛がしてくる」
「肩こりがキツくなると、決まって頭痛がしてくる…」
「頭痛のせいで市販薬を持ち歩いている」
ここ最近、来院なさる患者さんから肩こりと頭痛のお悩みを伺う機会が増えてきました。
中には、毎日のように頭痛薬を飲んでいらっしゃる患者さんまでいらっしゃいます。
お話を伺うと
「頭痛が起こるとイライラして、家族にキツく当たってしまい、お互いに嫌な気分になってしまう」
「肩こりや頭痛がキツくなると仕事や家事、育児も集中できない」
とのこと。
家族のため、会社のため、あるいは自分のために真面目に仕事や家事、育児を頑張っているのに、頭痛や肩こりで苦しみながら生活を送ることは辛いことだと思います。
ですので、この度は肩こりや頭痛を日常で予防し、解消していく方法をブログに書かさせていただきました。
肩こりや頭痛でお悩みでしたらきっとお役に立てると考えています。お時間のある時にじっくりと読んでみてください。
肩こりがすると頭痛が!吐き気もするときに考えられる原因とは
私の友人は頭痛が出ると、すぐにLINEで
「サクちゃん、頭痛でコメカミのあたりが痛いんや…これ大丈夫かな?」
と、メッセージが入ってきます。
確かにこんな症状が続くと、「なんかヤバイ病気とちゃうんかな」と不安になってしまうかもですね。
ですが、ご安心ください。
いつもLINEをくれる友人にも話をするのですが、多くの場合頭痛は筋肉が疲労して起こると言われています。
肩こりは筋肉の疲労を起こす原因にもなり、肩こりが長引くと頭痛が起こりやすくなります。
肩こりが原因の頭痛は、こめかみ辺りがズキズキと痛む、目の奥の痛み、後頭部が締め付けられるような痛みといった症状があります。
肩こりによって首まわりや肩甲骨まわり、アゴや後頭部の筋肉がかたくなるとこうした症状がおこりやすくなってしまうのです。
肩こりや頭痛は何が原因で起こる?
当院に来院なさる患者さんのデータを見ると、肩こりや頭痛をうったえる方はデスクワークの方や、細かな作業をする方に多い傾向があります。
一体なぜだろう?
実は、人間の体は動くことによって筋肉に刺激が入り、呼吸をすることで酸素を吸い込み、食事で栄養を取り入れて体が回復していきます。
つまり、
1.運度やストレッチ、仕事で動く刺激
2.呼吸のたびに吸い込む酸素
3.食べて栄養をとる
この3つはとても大切と言えます。
しかし、デスクワークや事務仕事、車の運転で座りっぱなしになる。
寝転んでスマホや本を読むといった動作が続くと、体に入る刺激がなくなり、体に老廃物がたまりやすくなることに…
さらに、じっと集中してパソコンやスマホ、事務仕事をしているときって呼吸が浅くなります。
ほら、マスクをして生活をすると息苦しくて疲れやすくなるように、少しでも吸い込む酸素の量が減ってしまうと体は疲れやすくなってしまうのです。
その結果、筋肉がかたくなり肩こりや頭痛が起こることになります。
少し、脱線しますが雨が降る前に頭痛や体がだるくなる原因は、空気中の酸素がすくなくなるからと言われていてます。
酸素を吸い込む量が少し減るだけで、体は影響を受けてしまうのです。
こんな頭痛はすぐに病院に!
時として頭痛は体の危険を知らせるサインでもあります。
脅かす訳ではありませんが危険な頭痛の3つのサインについて書かせて頂きます。
「いつもと様子の違う頭痛」
「いままで経験したことのない頭痛」
「最近どんどん悪くなってくる頭痛」
「最初にして最悪の頭痛」
「突然の頭痛」
もし、こんな症状がある時は迷わず病院へ行ってください。
肩こり、頭痛は東洋医学で解消!おすすめのツボを紹介
ここでは肩こりや頭痛を和らげる東洋医学のツボを紹介させていただきます。
自宅ですぐに取り組める方法ですので、肩こりや頭痛にお悩みでしたらためしてみてください。
1.手にあるツボ「合谷(ごうこく)」
おすすめのポイントは合谷(ごうこく)と言うツボです。
ツボの場所は親指と人差し指の骨が”合”わさる場所の、前の”谷”間にあります。
軽く手を開いた状態では、骨のすぐ前が谷間のように凹みます。
このツボを心地よい程度にマッサージすると効果的です。
2.肩にあるツボ肩井(けんせい)
2つめは肩井(けんせい)と言うツボです。例えば左肩がこっている時に、右手でこっているところへ手をポンと乗せて、中指が当たるところが肩井となります。
肩井をほぐしたりお灸をしたり、手で押すだけでも肩こりや頭痛に効果のあるツボです。
3.肘の近くにあるツボ手三里(てさんり)
3つめは手三里と言うツボです。肘を曲げてできるしわから指3本手の先の方に向かったところにあるツボです。
握りこぶしを作ると筋肉が一番もりあがるところにあります。
頭痛や肩こりに効果的です。ここを10秒くらい心地よい程度に押さえてください。
この3つのツボを刺激すると、肩こりや頭痛が解消していく可能性があります。
1回やるだけでは効果がないので、暇があれば左右関係なく、両方ともどんどん刺激してください。
※頭痛や肩こりを予防する方法をまとめた動画もありますので、こちらもご覧いただくと、さらに頭痛や肩こりをケアできます。
興味のある方はぜひご覧いただけますと幸いです。
もし、ツボによるセルフケアを継続しても一向に症状がよくならないときは、他にも何か原因があるかもしれません。
そんなときはお早めにご相談ください。
最後に
当院では頭痛や肩こりを解消された患者さんより喜びの声を頂きましたので、ここで紹介させていただきます。
同じような症状でお悩みの方にとって励みになればと考えています。
まとめ
肩こりや頭痛が起こる原因は、刺激、酸素、栄養のどれかが不足し、首や肩、肩甲骨まわりの筋肉に不調が起きている。
・急に頭が割れるような痛み、金属バットで叩かれたような痛みが起こる。
・朝方にめまいや頭痛がひどくなる、視界の一部が見えない、何の前触れもなく吐いてしまう。
・意識障害(何を言っているのか分からない、呂律が回っていないなど)
こんな頭痛の時はすぐに病院に。
合谷、手三里、肩井というツボは頭痛や肩こりに効果的
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)