レントゲンでは異常がないと言われた…でも何で腰痛や足のしびれが起こるの?


こんにちは、こころ鍼灸整骨院院長の作尾です。

当院に来院なさる患者様から

「じっと立っているだけなのに、片足がしびれて気持ちが悪い」

「寝ていると、足がしびれて目が覚めてしまう」

といった声を伺っています。

「なんか怖い病気やったらどうしよう…」

と不安になってしまうとのこと…

こんな症状が続けば不安になるのも無理のないことないことではないでしょうか。

でも、なぜ腰痛がキツくなると足のしびれまで起こるのでしょうか?

気になったので詳しく調べてまいりました。

 

もし、腰痛や坐骨神経痛、足がしびれるといった症状でお困りでしたら、きっとこの度の記事がお役に立てると考えています。

お時間のある時にじっくり読んでいただけますと幸いです。

 

 

腰痛が長引くと足のしびれ(坐骨神経痛)が起こる…いったい何が原因?

「もうこの足のしびれって治らへんのやろ…」

ある日、私の友人が声を荒げて電話をかけてきました。

「一体どういうことやねん?」と詳しくお話を聞いてみました。

話を要約すると、近くの治療院でマッサージに通っていたところ、一向に良くならず、足のしびれのことを訴えても、いつもと同じようにマッサージしかしてもらえないとのこと。

だんだん治らないことにストレスと不安を感じ、整体の仕事をしている私に相談をしてきたのです。

筋肉に疲労がたまると腰痛や足のしびれ(坐骨神経痛)が起こるって本当?

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、腰痛は男性で1位、女性では2位になるほど、国民の多くが体験するかもしれないお悩みとなっています。

腰痛が長引くと足のしびれまで訴える患者さんもいらっしゃいます。

なぜ、腰痛が長引けば足のしびれまで起こるのでしょうか?

腰痛や足のしびれを引き起こす2つの要員

1.筋肉は疲労がたまるとかたくなります。

「マラソンで10キロ走った」

「大掃除で重いものを運んだ」

こんな後って、必ずといっていいほど体がバキバキになりませんか?

実は、筋肉は疲労がたまると老廃物がたまり、痛みや重だるさを引き起こすことがあります。

疲労がたまった筋肉を触るとカチカチになっているんです。今度運動や筋トレをしたときにでも触ってみてください。

きっとかたくなった筋肉を触知できるかもしれません。

2.私たち人間の体は血のめぐりによって、筋肉や内臓、皮膚に栄養を送っています。

ほら、長いこと正座をすると足がしびれた経験ってありませんか?

あれって長いこと正座をすることで、太ももやふくらはぎの筋肉に疲労がたまって、血管を圧迫し、血のめぐりを阻害しちゃうからなのです。

ですので、血のめぐりを阻害すると、痛みやしびれが起こりやすくなってしまうのです。

 

この2つのことを前提に説明させていただきたいと思います。

 

日ごろから片足に体重をかける立ち方や、仕事で何度も反復する作業、イスに座りっぱなしの姿勢を続けていると、腰や骨盤、股関節まわりの筋肉に疲労がたまります。

 

その結果、疲労がたまってかたくなった筋肉が腰から足に向かって流れる血のめぐりを阻害し、しびれと痛みが起こる原因になってしまうのです。

つまり腰痛や足のしびれが起こる原因は、かたくなった筋肉が血管を圧迫し、しびれを起こしていた可能性があります。

 

腰痛や足のしびれで眠れない…こんな時の対処法を解説

「腰痛で仰向けになって眠れない」

「足のしびれが気になって寝付けない…」

こんな時の対処法や日常での対策を3つにまとめました。

自宅や職場でも簡単に取り組める方法ですので、日常にとり入れていただけますと幸いです。

 

1.日ごろから「左右均等に立つ・座る」ことを心がける

 

足を組んでいる、「休め」の姿勢で片足に体重をかけて立つ癖がある。

こうした状態が続くと、股関節や骨盤まわりの筋肉に疲労がたまり、血のめぐりを阻害するため、足のしびれ(坐骨神経痛)や腰痛が起こりやすくなります。

ですので、足を組んだり、片足に体重をかけた休めの姿勢をしていることに気づいた時は足先を並行に、左右均等に立つように心がけてみてください。

 

2.1時間に1回は伸びをして深呼吸。

体を元気にするためにはご飯を食べて栄養をとること、寝て体を休めること、そして最も大切なことは呼吸をして酸素を取り込むことです。

酸素を取り込む量が少しでも減るだけで、体に負担をかけることになります。

ほら、マスクをして生活したら息苦しくてすぐに疲れることってありませんか?

座りっぱなしで事務仕事をしているとき、集中して考え事をしている時ってどうしても呼吸が浅くなります。

ですので、1時間に1回は伸びをして深呼吸を心がけてみてください。

 

3・お風呂はゆっくり温まりましょう。

私は20代の頃仕事が忙しくて、お風呂を沸かすこと自体が面倒になり、シャワーだけですます生活を続けていました。

そのせいか、20代の弟子入り時代は腰痛に悩まされました。

ある日、温泉でゆっくり温まると次の日は嘘みたいに腰痛がラクになりました。

それから毎日湯船につかり温まるようになり、腰痛も次第に良くなってきたのです。

お風呂でゆっくり温まることで、血のめぐりが良くなります。

お風呂は湯船につかりゆっくり温まるように心がけましょう。

 

最後に

腰痛や足のしびれの原因は、普段の姿勢や日頃のくせと深く関わっています。

気が付いた時に左右均等に立ってみたり、深呼吸したり腰を伸ばしたりすれば、腰痛や足のしびれを解消・予防していける可能性があります。

この度のブログが、腰痛や足のしびれでお悩みの方のお役に立てれば嬉しく思います。

それでも腰痛や足のしびれが長引くときは、他にも何か原因があるかもしれません。

そんな時はお早めにご相談ください。

まとめ

足を組む姿勢や片足に体重をかける休めの姿勢は腰痛や足のしびれを起こす要員になっている。

人間の体は血のめぐりによって回復を促している。

筋肉は疲労がたまるとかたくなってしまい、血のめぐりを阻害する。

骨盤や股関節まわりの筋肉がかたくなると腰痛や足のしびれの原因になる。

腰痛や足のしびれを予防・軽減させる3つの方法

1.足先を平行に左右均等に立つ・座る

2.1時間に1回は伸びをして深呼吸

3.お風呂はゆっくり温まる

 

(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾 大介)


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