「天気が崩れると、なんだか頭痛がする」
「肩が凝ってくると、こめかみや後頭部あたりに頭痛がする」
こんなお悩みがあるときには、このブログがお役に立てると思います。
こめかみや後頭部に起こる頭痛の原因と治し方
こんにちは。兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、作尾大介です。
最近、天気の変化のせいで頭痛を訴える患者さんが増えてきました。
また、寒暖の差が激しいため、そのような時にも頭痛が起こるということも多いです。
具体的には、こめかみや後頭部のあたりに頭痛があるとのことです。
そのようなお悩みを伺う患者さんを施術させていただくと、共通していることが肩こりや首こりの問題を抱えていることでした。
では一体、肩こりや首こりがこめかみや後頭部の頭痛とどんな関係があるのでしょうか?
このたび、ブログにこめかみや後頭部の頭痛を和らげる方法についてまとめました。
もしも同じように頭痛でお悩みでしたら、このブログがお役に立てると思います。
ぜひ最後までお読みください。
後頭部とこめかみに起こる頭痛の原因:肩こりが影響する理由とは?
こめかみや後頭部に頭痛が起こっている方に共通していたことは、首こりや肩こりがあることでした。
「いやいや、私が知りたいのは頭痛のことだよ」
と思った方ももう少しお付き合いください。
首こりや肩こりがあることによって、どうして頭痛が起こってしまうか?
詳しくまとめました。
原因を知ることで的確な対処法と予防法を知ることが可能です。
血流が頭痛に影響する理由
私たち人間の体は、血が流れることによって、栄養や酸素を各体の器官に送り届けています。
しかし、筋肉や関節が硬くなってしまうと、血の流れを阻害することになります。
すると酸素や栄養を供給することが妨げられてしまうのです。
一つ想像していただきたいのですが、庭のガーデンホースを誰かが押さえつけたり、ホースがねじれたりすると、水の通りが悪くなりませんか?
それと同じような現象で、首や肩が凝ってしまうと、頭に送り届ける血の巡りを阻害することになってしまいます。
その結果、頭痛が起こることになってしまうのです。
気圧の変化が頭痛を引き起こす理由
雨が降るとき(気圧が下がる時)には空気中の酸素濃度が薄くなってしまいます。
その結果、酸素の取り込みが悪くなってしまい、血の中に含まれている酸素の量が不足してしまうことになります。
脳や内臓には酸素が不足してしまうと命に関わるため、取り込んだ酸素は脳や内臓に優先して使われることになります。
その結果、筋肉や皮膚といったところに送り届けられる酸素の量が減ってしまうことになります。
すると頭痛を起こしやすくなってしまうのです。
気温の変化が頭痛を引き起こす理由
私たち人間の体は体温を約37度に保ち、血圧や脈拍も一定になるように調整されています。 外が暑かろうが、寒かろうが、体温や血圧、脈拍といった生きていく上で必要な機能は常に一定に保たれるようにプログラムされています。
しかし、外が急に寒くなる、あるいは急に暑くなる。
このような気温の変化に対して、体はエネルギーを使って常に一定になるように調整を行います。
急な寒暖の差が起こると、生命活動に必要な体温調節や血圧の調節、そして血流の調節にエネルギーを使うことになるので、筋肉や皮膚といった箇所に届けられるエネルギー量が少なくなってしまいます。
すると、肩こりや首こりが起こり、頭痛を発症させてしまうことになるのです。
これらが肩こりや首こりによって頭痛が引き起こされる原因となっております。
こんな頭痛は要注意!危険な病気のサイン
しかしながら、頭痛は時として大きな病気の発症のサインでもあります。
明らかにいつもと違う頭痛
今まで体験したことのないような頭痛
意識障害を伴う頭痛
が起きるときには、早めにお近くの医療機関にご相談ください。
※厚生労働省の頭痛の資料に危険を伴う頭痛について書かれた文書があります。
詳しく知りたい方は以下のURLをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1c35.pdf
頭痛や吐き気も軽減!効果的なツボを使ったセルフケア
ここで紹介する方法はとても簡単に取り組める方法です。
仕事中でも、育児や家事の合間にも取り組めることですので、ぜひ取り入れていただけますと幸いです♪
頭痛に効果的なセルフケアとして、東洋医学のツボを使う方法があります。
私はなるべく痛い部分を直接触るより、痛いところから離れたところを触って頭痛を和らげる方法を推奨しています。
なぜなら、そのほうが体に負担が少ないからです。
東洋医学のツボで、頭痛を和らげるお勧めのツボを紹介させていただきます。
このツボを痛気持ちよい程度に10秒ほど押すことで、頭痛を和らげる効果を促すことが可能です。
合谷(ごうこく)
- 位置:手の親指と人差し指の骨が合流する部分の人差し指側
- 効果:頭部の余計な気や熱を流し、鎮痛作用がある
- 特徴:「万能のツボ」と呼ばれ、様々な頭痛に効果的
太陽(たいよう)
- 位置:目と眉の端の中間点から指2本分外側のくぼみ
- 効果:頭痛、眼精疲労に効果的
肩井(けんせい)
- 場所:首と肩先の真ん中にある肩の筋肉の中心
上記3つのツボを左右ともに10秒ほど、呼吸を止めず、ゆっくりと心地よい程度に刺激してみてください。
継続的に行うことによって、頭痛の予防にもなりますし、ケアにもなります。
簡単な肩こりや首こりの治し方:こめかみや後頭部の頭痛を和らげる方法
東洋医学のツボを活用するとともに、日常生活を少し工夫することで、頭痛や肩こり、首こりを和らげていく方法があります。
先ほども頭痛が起こる原因として、血の巡り、そして酸素の取り込みということを紹介させていただきました。
日ごろから血の巡りを良くすること、そして呼吸機能を高めて酸素の取り込みを促すことによって、頭痛の根本的な対処法にもなりますし、頭痛を予防していく方法にもなります。
また、首こりや肩こりも和らげていくことが可能となります。
こめかみや後頭部の頭痛にお悩みでしたら、このたび紹介する方法を日常生活で取り入れてみてください。
1頭痛を根本から和らげていくには深呼吸が大切
とてもシンプルに、30分に1度は深呼吸を心がけてみてください。
特に、事務仕事やドライバーの仕事、あるいは長時間パソコンやタブレット、スマホを触る方は30分に1度立っていただいて、伸びをして深呼吸を心がけていただく。
呼吸の際には鼻から息を吸い込んで、ゆっくり息を吐くように心がけてください。
ポイントは伸びをしたときに息を吸い込み、息を吐くときには、吸う時間の倍以上の時間をかけて、ゆっくり息を吐くことが大切なのです。
体を伸ばすことができないときには、呼吸のリズムを意識して深呼吸を行うことが大切です。
30分に1度意識して取り組むと、体の様々な不調が軽減する効果を促せます。
2 頭痛を根本から叩くには血流がカギになる
血流を良くする方法として運動が挙げられます。
ですが、忙しい方にとって運動をする時間はなかなか取れないのではないかと私は考えます。
そのため、日ごろから歩くことをお勧めしています。
例えば、
- エレベーターを使わずに階段を使う
- 会社の廊下や家でも少し心拍数を上げるように早めに歩いてみる
- コンビニや買い物に行くときには、わざと車を遠いところに止めて歩く
ウォーキングの時間を取れる方は、10分から30分のウォーキングを日ごろから心がけていただくと、頭痛や肩こり、首こりが和らいできます。
頭痛がある方にとって、急激に血流が良くなると、時として頭痛が起こることがあります。
ですので、まずは日ごろから歩くことによって、徐々に血流を良くする体作りを推奨しています。
3 笑いが頭痛を和らげる
実は頭痛や肩こり、首こりは、ストレスとも深い関わりがあります。
特に、首と頭をつないでいる首や肩、周りの筋肉はストレスの影響を受けやすい傾向があります。
ストレスを溜めない。
言葉にするとこれってとても簡単なのですが、実践するのはとても難しいですよね。
私もストレスを溜めないなんてできません。
ではどうするといいのか?
大切なことは、日常生活の中でできるだけ笑いを入れることです。
笑うことによって、免疫細胞も活性化することが最近の研究でわかっています。
少し面白いことがあったり、日常の些細な出来事で面白いことがあれば、少し大げさに笑ってみる。
私はわざと手を叩いて笑ったり、体を使って大きくリアクションをとって笑ってみる。
いつもよりも大きめの声で笑ってみる。
イライラしないというのはなかなかできないものですよね。
ですが、大げさに笑ってみるとか、些細なことで笑ってみるというのは簡単にできることですので、私はお勧めしています。
上記3つのことを取り入れ、そして日ごろから東洋医学のツボを使って体を優しく刺激することで、頭痛を和らげていくことが可能となります。
1〜2回これをやれば頭痛が良くなるか?
そんなことは残念ながらありません。
ですので継続することが大切です。
そして日ごろから先ほどご紹介させていただいた深呼吸、ウォーキング、笑いを入れるという3つのことを1ヵ月ほど続けてみてください。
きっと日常生活が豊かになってきて、頭痛や肩こり、首こりが和らいでくる可能性が高くなります。
頭痛を改善された患者さんの声
「こんなことで頭痛が良くなるのか?」長い間頭痛に苦しまれているとしたら、そう思うのも無理のないことだと思います。
ですが、当院では頭痛にお悩みだった患者さんより喜びの声を多数頂戴しております。。
当院で頭痛を解消された患者さんの声を紹介させていただきます。
現在、頭痛でお悩みの方の励みになれば嬉しく思います。
【頭痛を解消された患者さんの声:30代 男性 施術回数 5回 施術期間 2ヶ月】
「本当に治療を受けてよかった」と喜びの声を頂戴しました。
【頭痛を解消された患者さんの声:60代女性 治療期間 2か月 治療回数 8回】
数回の治療を受けさせていただいているうちに、自然に頭痛がとれ、次に肩こりも気づかないうちに治っていました。
他にもたくさんの声をいただいておりますが、ここでは割愛させていただきます。
頭痛や肩こり、首こりでお悩みでしたらご相談ください
このたび、ブログで紹介させていただいたことを1ヵ月ほど取り組んでも、一向に頭痛や肩こり、首こりに変化がないときには、他にも何か原因がある可能性があります。
そんなときには当院でも施術が可能です。
このブログが頭痛でお悩みの方の励みになれば嬉しく思います。
もし、長引く頭痛でお悩みでしたらお早めにご相談ください。
(監修 柔道整復師、鍼灸師 作尾大介)