「最近体の重だるさが取れない…」
「寝ても全然スッキリしない」
自粛生活が続く中、こういったお悩みを訴えて来院なさる患者さんは増えています。
これだけテレビやネットで感染者の情報が流れてくると、心身ともにストレスを感じるのは無理のないことかと思います。
先行きが見えないコロナ禍の中でも健康を維持する方法はないのでしょうか…
気になったので詳しく調べて参りました。
もし、自粛生活やテレワークといった生活習慣でお体に不調を感じるときには、この度のブログがきっとお役に立てると考えています。
お時間の許すときにじっくりと読んでいただけますと幸いです。
自粛生活でも健康になる為に必要な3要素
私達の人間の体は怪我や病気をしたら治る働きを持っています。
でも、体は自然と治る機能を持っているのに、慢性痛と言われる体の不調ってなんで良くならないんでしょうか?
沢山の医学書や論文を読んでみたところ、体が回復するため必要なことは3つの要素がありました。
1 健康を維持するために必要な要素 栄養
実は、人の体は健康を維持するために、栄養が必要になります。
内臓や脳、筋肉、皮膚といったところに栄養を送り届けているのが、血液になります。
つまり血のめぐりはともて大切になります。
2 健康を維持するために必要な要素 酸素
栄養とともに健康を維持するため必要不可欠なものが酸素になります。
つまり呼吸を正常にできていることが必要になります。
マスクをして生活すると、疲れやすくなってしまうのは、呼吸を少し制限してしまうためです。
ラクに呼吸ができるって健康を維持するためにとても大切な要因になるのです。
3 健康を維持するために必要な要素 刺激
長時間座りっぱなしが続いたり、事務仕事を何時間もやると首や肩がこってくるようなことってないでしょうか?
立ち上がろうとしたとき腰が重たかったり、ときには痛みを伴うという方もいらっしゃいます。
私たち人間の体は、歩く、立ち上がる、腕や足を動かすという刺激が入ることで体の健康を維持できるようにできています。
体を動かすことで、血のめぐりが活性化し、その結果体を健康にできるのです。
それとは反対に、じっとしていると体は硬くなる傾向があります。
運動もやりすぎたら、しんどくなりますが、何もせずにじっとしているのも体がしんどくなってしまうことになります。
つまり栄養・酸素・刺激この3つの要素が身体を健康にしていく上で必要になります。
自粛生活やマスク生活が不調の原因に?
「マスクを長くつけてると息苦しくなる…」
「自粛生活を続けていると体がなまってきた」
こんなお悩みはコロナ禍において、患者さんから頻繁に伺っています。
コロナ禍の生活においてマスク生活は酸素を、自粛生活は刺激を減らすことになってしまうのです。
ですので、最近は体調を崩す患者さんが増えていからかも知れません。
必要な箇所に優先して栄養と酸素を送る
人の体は生きていくためにはまず脳と内臓に優先して、栄養と酸素を送り届けています。
その次に筋肉や皮膚に栄養を送り届けているのです。
でも、体に取り込む酸素や栄養が不足すると、脳や内臓には栄養や酸素を運べるものの、皮膚や筋肉は後回しされてしまうことになるのです。
疲れが溜まってくると髪の毛や皮膚がバサバサになるのはこのためです。
マスク生活が続くと体が疲れやすくなるのは、取り込む酸素が減ってしまうことが原因になっている可能性があります。
エネルギーを作り、不要なものを排出する代謝機能
人間の体は食べた栄養や呼吸によって吸い込んだ酸素を体に取り込み、エネルギーに変えています。
この一連の働きを促すためには、体を動かすという刺激が必要なるのです。
自粛生活で外出する機会が減り、体を動かす刺激が不足すると、どうしても体に入る刺激が減ってしまうことになります。
その結果、体の代謝機能が悪くなり老廃物がたまり、椅子から立ち上がろうとしただけで、腰が痛くなるということが起きます。
テレワークが続いて肩こりや腰痛、めまいが増えた理由は、体に入る刺激が減ったことも原因になっている可能性があります。
コロナ禍でも健康な毎日を送るための秘訣
体を健康にするためには、栄養と酸素、刺激の3つが体に必要になります。
もし、コロナ禍で体の不調が続くときは、1日のうちに5回は人のいないところでマスクを外し、大きく背伸びをして、深呼吸を心がけてみると体の不調を解決するきっかけになると思います。
当院では、コロナ禍で不調を訴える患者さんにも、この運動を自宅で取り組んでいただくようにお願いしています。
この度の運動ですが、どうしても文字だけでは伝わりにくいかも知れませんので、動画を作成しました。
もし、マスク生活や自粛生活で体の不調が続くときは、ぜひ実践してみてください。
ただこの運動を取り組んでも一向に体の不調が改善しないときは他に何か原因があるかも知れません。
そんなときはお早めにご相談ください。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)