「ゴールデンウィークが終わってから何もやる気が起こらない…」
「仕事に行くのがいやになってきた」
もしかしてこれって5月病かも…
コロナ自粛のせい?5月病が急増している
こんにちは。兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています。作尾大介と申します。
ゴールデンウィークが明けて、来院なさる患者さんにお話を伺うと
「朝目覚めると、しんどくて仕事に行きたくない…」
「なんだかやる気が出ない」
ということを教えてくださいます。
18年の臨床経験を思い返してみると、5月にはこういった症状をきっかけに仕事を辞めたり、家に引きこもってしまう患者さんまでいらっしゃいました。
5月病は1000人のうち3割の方が経験する?
2018年にチューリッヒ生命がビジネスパーソン1000人を対象に行った調査によると
五月病になったことがあるかお聞きしたところ、男性は21.6%、女性25.0%が五月病になったことがあると回答しました。中でも、20代女性は39.2%と、約4割が五月病になったことがあることがわかりました。
と言うデータがあります。
データ:2018年チューリッヒ生命ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査
5月に入ってせっかく仕事にも慣れてきたのに、やる気が出ないと何事も億劫になってしまうものですよね。
「このままじゃ職場の雰囲気についていけなくなる…」
「周りから甘えてるように見られていやだ」
そう考えて不安になってしまうのも無理のないことかと思います。
ですが、ご安心ください。この度のブログでは5月病の予防法や解消法について詳しく書かせていただきました。
もし、5月病でお悩みでしたらこの度のブログ記事がきっとお役に立てると考えています。
お時間の許すときに読んでいただけますと幸いです。
連休明けに起こりやすい5月病の原因とは?
私たち人間が生きていく上で、情動(気分や感情)はとても大切になります。
この気分や感情は多くの場合、体の神経の働きと深い関わりがあるのです。
神経は大きく2つに分けて、交感神経と副交感神経の二つに分けることができます。
「仕事にいくぞ」とか「休日は遊びに行こうかな」といった活動するときには交感神経の働きが活発になり、体を動かすことが可能となります。
塾の宣伝にもなっている「やる気スイッチを入れる」という言葉は交感神経の活動が高まったときの表現に最適かと考えています。
もう一つの副交感神経はリラックスするときに活動します。
ほら、食べた後って頭がぼーっとして眠たくなることってないですか?
そんな時が副交感神経の働きが高まった状態です。
副交感神経が働いているときは内臓の働きが活発になり、心臓のゆっくりと動き、リラックスする効果を促せます。
つまり、活動するときは交感神経の働きが必要で、休憩したりリラックスするときは副交感神経の働きが必要になります。
5月病を解消!やる気に火を付ける3つの方法
大型連休や自粛生活で家でじっとしていると、どうしても活動量がへり、リラックスする副交感神経の働きが強くなって、なかなかやる気が起こらない状態になってしまうのです。
その時に有効な対処法は交感神経を活発にすることになります。
交感神経の活動を活発にし「やる気が起きない」という状態を解消する3つの方法をまとめました。
1 簡単にできる運動を始める
まずは、体を動かし体に刺激を入れることがオススメです。
ウォーキングやランニングもいいですし、自宅で簡単な筋トレも一つの方法です。
2 朝起きたらシャワーを浴びる
シャワーを浴びることで体に刺激がはいり、交感神経を活性化することが可能です。
さらに、体のやる気スイッチを入れたい方は暖かいシャワーを浴びた後、最後に冷たいシャワーを浴びることをオススメします。
3 朝日を浴びる
朝日を浴びると脳のホルモンが分泌され、交感神経の活動を促すことが可能になります。
もし、5月病でお悩みでしたら上記3つのことをできることから取り組んでみると、体の重だるさを解消するきっかけなると考えています。
ただ、交感神経もずっと働き続けてしまうと、カッとしやすくなったり、イライラしたり、痛みに敏感になったりします。
ですのでこの交感神経、副交感神経のバランスがうまく取れている状態が理想になります。
5月病で体のだるさが続くときはお早めにご相談ください
この度のブログが5月病を解消するために、お役に立てれば幸いです。
ただ、上記3つのことを実践しても改善が見込めないときは、他にも何か原因があるかもしれません。そんな時はお早めにご相談ください。
まとめ
交感神経にうまくスイッチを入れる方法が5月病を改善するのに有効になります。
(監修 柔道整復師 鍼灸師 作尾大介)