「大掃除をした翌日は肩こりで腕が上がらない」
「窓や天井を拭き掃除してから、背中や肩がバキバキ」
年末の大掃除や家事、仕事の疲れでこんなお悩み事はありませんか?
この度はこんな症状をできるだけ早く自分で治す方法をブログに書きました。
お時間のある時にご覧いただき、元気な状態でお正月を迎えましょう。
こんにちは、小野市こころ鍼灸整骨院院長の作尾大介です。
この度はブログにて、大掃除をした後に起こりやすい肩や背中の痛みをできるだけ早く改善する方法をお伝えします。
このブログを読むことで、年末の家事や大掃除の疲れや筋肉痛を最短で改善する方法を身に着けることが可能になります。
日ごろは手が届かないところを隅々まで掃除して、きれいさっぱりお正月を迎えたいところですが、家事や大掃除、年末の仕事で疲れ切ったままお正月を過ごすのはもったいないですよね。
毎日家事や介護、育児で頑張っている主婦の方も、今年一年休みなくバリバリ働いてきたあなたにも、お正月は元気な状態で迎えていただきたいと願っています。
年末の大掃除ともなると、天井や窓、重たいものを動かして隅々まで掃除をする機会が多いと思われます。
そうなると、掃除中は無我夢中で取り組んでいるのですが、翌日は背中や肩がバキバキで棚の上に手を伸ばすのも一苦労。
「こんな状態で親せきや子供たちが来たらどうしようか…」
と、考えてしまうのも無理もないことです。
大掃除で痛みや重だるさがでる原因は、背中や肩の筋肉が拭き掃除や重いものを持ち運びした結果硬くなり、疲労するからです。
その結果、筋肉が硬くなってしまうんです…
硬くなった筋肉は血流を阻害し、肩や背中に血液によって運ばれる栄養が届きにくい状態になっているのです。
大掃除後に肩や背中の痛みを早く治すには?
大掃除の疲労をなるべく早く治すには、この疲労した筋肉を柔軟にする必要があります。
ですので、この度は硬くなった筋肉を柔軟にする方法をお伝えします。
背中の筋肉が硬くなると…
私たち人間の筋肉が硬くなって疲労がたまると、痛みや重だるさを引き起します。
そして、背中や肩には沢山の筋肉があり、疲労がたまると痛みや重だるさを引き起こすのです。
長時間の拭き掃除や、重いものを持ち上げたときに硬くなる筋肉は背中にある大きな筋肉と、肩甲骨の周りにある筋肉です。
この筋肉が硬くなることによって、背中や肩、胸、時には腕にまで痛みを引き起こします。
さらに胸の前の筋肉まで硬くなると、これもまた同様に、肩や胸、腕にまで痛みや重だるさを引き起こしちゃうんです…
筋肉はお互いに協力し合っています。
人の体には相反抑制(そうはんよくせい)という機能があります。
例えば力こぶを作る動作をしてみると、
力こぶを作る側の筋肉を上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)といい、二の腕側の筋肉を上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)といいます。
このとき、力こぶを作るために上腕三頭筋(二の腕側)は柔らかい状態になります。これは、力こぶを作る動きを妨げないようにしているのです。
反対に、二の腕側に力を入れたときは
力こぶを作る側(上腕二頭筋)は柔らかくなり、二の腕に力を入れる動きを妨げないようになります。
このように、お互いに拮抗した働きをする筋肉のことを「拮抗筋(きっこうきん)」といい、この働きを使って関節の動きをスムーズにしているわけです。
私たち人間の体にはこうした働きがあるので、背中の筋肉が硬くなって疲れたときには拮抗作用をする胸の筋肉も柔軟にしておくと、体の回復が早くなります。
お掃除の疲れをとる方法を3つにまとめました。
1.お風呂はゆっくりと温まる
お風呂にゆっくりとつかり、体を温まることによって血のめぐりがよくなり、硬くなった筋肉に栄養を届けることができます。
お風呂で温まるだけで体の疲労を取り除くことができるので、大掃除をした後はゆっくりと湯船につかり体を温めてください。
2.ネコの真似をしてみましょう
大掃除で肩や背中が痛くなる時は、背中の筋肉や関節に心地よい刺激を加えると柔らかくなります。
ここではヨガの「猫のポーズ」をお伝えしておきます。
これをすることによって、背中や肩の疲労を早く治すことができます。
やり方は超簡単です。
①四つ這いになって息を吐くとともに、みぞおちを上に持ち上げます。
②息を吐ききったら、次は息を吸い込んで顔を上げ背中を伸ばします。
③この工程を5回ほどゆっくりと呼吸をしながら繰り返してください。
当院のヨガの先生が行うネコのポーズはこちらをご覧ください。
やっぱりプロは違います(笑)
https://youtu.be/qCUB6ZJrYKw
3.背中と胸の筋肉をストレッチ
正座をした状態から踵とお尻が離れないように気を付けて、手をできるだけ前について背中をのばします。
胸の前は、たった状態で壁に手をつけて、手が動かないように固定し、腰を反対方向にねじると、胸の前にストレッチがかかります。
ストレッチがかかったのを感じたら、その位置でゆっくり深呼吸を5回ほど繰り返してください。
これをお風呂上りや、大掃除の後にしておくと背中や肩の疲労が取れやすくなります。
疲れたまま正月を迎えてしまうと、親せきやお客さんが来た時に、思うような対応ができないのではないでしょうか?
上記3つのことを大掃除をした後に肩や背中が重だるくなる方は、取り組むと早く元の状態に戻ります。
疲労をためてもロクなことになりません、お正月を元気な状態で迎えるためにできることから取り組んでください。
この度のブログの内容を動画にまとめました。
ストレッチや運動のやり方がいまいちわからない方は、こちらの動画をご覧ください。
まとめ
大掃除をした後に背中や肩が痛くなったり、重だるくなるのは背中や肩の筋肉が疲労したため
筋肉に疲労がたまると背中や腕、胸といったところに独特な痛みを放散する
人の体は相反抑制によって、筋肉の動きをコントロールしている
大掃除の疲労を早く改善3つの方法
1.お風呂はゆっくりと温まる
2.ネコの真似をする
3.背中と胸の筋肉をストレッチする
わかりにくいときは動画をご覧ください。
今年も一年お疲れさまでした、来年が皆様にとって幸せな一年になることを祈念しております。
監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾 大介