女性に多い股関節が痛くなる原因と治し方


「立ちあがろうとすると股関節が痛くなる」
「地べたに座ると、股関節や骨盤のあたりが痛くなってくる」

そんな問題はこのブログをお読みいただくことで解決できる可能性があります。

股関節が痛い原因と治し方|女性におすすめの対処法とストレッチ

こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、院長の作尾大介です。

 

最近、股関節の痛みについて相談を受ける機会が増えています。

股関節の痛みについては、男性よりも女性の患者さんに多い傾向があります。

股関節の症状を訴える患者さんからは

 

立ち上がろうとすると、股関節の前のあたりが急に痛くなる

・階段の上り下りの際に力が入りにくくなり、股関節が痛くなる

・あぐらをかいたときに痛い方の股関節が開かない

このようなお悩みを伺う機会があります。

股関節に器質的な問題(例えば変形がある、あるいは生まれつき股関節が浅いと言われた)がないにもかかわらず、どうして股関節が急に痛くなってくるのでしょうか。

実はこれは筋肉や関節、神経に問題があることがあります。

多くの場合、正しいケアをしていくことで、このような股関節の痛みは解消していく傾向にあります。

このたびは股関節の痛みについてブログにまとめさせていただきました。

もし股関節の痛みでお悩みでしたら、このブログがきっとお役に立てると考えています。

ぜひ最後までお読みください。

 

股関節の痛みの原因とは?日常生活での影響を知ろう

股関節が制限を受ける、あるいは股関節に痛みが出ると、様々な日常生活動作を制限してしまうことになります。

例えば、歩く、立ち上がる、しゃがむ、階段を上り下りするなど、これらの動きすべてに股関節は関与しています。

 

柔道や相撲、空手といった武道においても、股関節の柔軟性を大切にしています。

 

お相撲さんや、バレーリーナが開脚すると足が大きく開く様子や、柔道選手が開脚するとぱっと足が開く、このような光景を見たことがあるかもしれません。

股関節が柔軟になることによって、腰痛や背中の痛みの予防、スポーツにおける怪我の予防にもなるのです。

私も実は10代から20代の頃に空手を学んでいました。

 

股関節が硬いと練習の際、足を上げるといった動きが大きな負担になります。

そのため、激しい練習を楽にこなせるようにするためには、股関節の柔軟性は必要不可欠でした。

(今はもう全くできませんが)。

股関節が柔軟だと、体の様々な不調を予防することも可能になりますし、怪我の予防にもなります。

 

しかしながら、逆に股関節が硬くなってしまうと様々な不調を引き起こしてしまうことになります。

 

股関節が脱臼したり骨折すれば、歩けなくなってしまい、車椅子生活や松葉杖生活になることもあります。

 

それだけ股関節は日常生活において重要な役割を担っているのです。

その股関節が少しでも悪くなってしまうと、体に大きな影響を与えることになります。

簡単に例えると、自転車でいうなら、2つあるチェーンリングが一つが動かなくなってしまうようなものです。

そして、自転車のチェーンリングも滑らかに動くためには、時々油をさしてあげないとダメですよね。

 

もし、自転車のチェーンが錆びてしまうと、ペダルが重たくなり自転車に乗る人は疲れやすくなります。

 

これと同様に、股関節の動きが硬くなってしまうと自転車の錆びたチェーンのように、動かすことにも労力がかかることになります。

股関節の制限は、これほど大きな影響を体に与えてしまうのです。

 

 

ストレッチで和らぐ!股関節痛の改善方法とポイント

では、股関節が硬くなってしまったら、どのように改善していけばよいのでしょうか?

股関節には前側、後ろ側、横側、内側など、様々な方向からたくさんの筋肉がつく構造になっています。

また股関節は上半身と下半身をつなぎ、骨盤とも深い関係性があります。

 

つまり、股関節は全身に影響を与える関節だと言えます。

 

股関節に問題が生じた場合、どの方向に硬いのか、どの筋肉が問題を起こしているのか、どの神経が問題を起こしているのかを考え、ストレッチを試していくことが重要となります。

 

女性のための股関節ケア|症状を考えた対処法と治し方

私たちのような整体の施術者は、股関節のどの筋肉に問題があるのか、どのポイントに問題があるのかを明らかにした上で、患者さんを施術しています。

 

しかし、自分自身で股関節の検査を行うのはなかなか難しいものです。

 

そこで、股関節全体が良くなる方法をご紹介させていただきます。

 

私たち人間は体の前面で作業することが多くあります。

例えば、物を持ち上げる、座って作業する、家事をする、育児をするなど、すべてが体の前で行う作業です。

 

そのため、ほとんどの場合、体は前傾になることが多くなります。

 

前傾の姿勢が続くと、股関節の前側についている筋肉が短縮を起こしやすくなります。

 

そのため、以下の対処が重要となります:

  1. 股関節の前面を伸ばす
  2. 常に伸ばされ続けている後側を柔らかくする
  3. 股関節の関節自体が硬くなってしまった部分を柔らかくしていく

硬くなってしまうとなぜ良くないのか。

 

一つ想像していただきたいのですが、体全体には血の巡りによって栄養が送り届けられています。

血が巡ることによって、豊富な栄養や酸素を体中に送り届けているわけです。

しかし股関節が硬くなってしまうと、この血の巡りを阻害してしまうことになります。

簡単に言えば、庭のガーデンホースを誰かが踏みつけてしまっているような状況です。

 

硬くなって血流を阻害してしまうことによって、体の不調が起こりやすくなってしまうのです。

 

では、どのようにこの血流を改善し、硬くなったところを緩めていけばよいのでしょうか。

 

多くの場合、股関節の痛みを抱えている患者さんは、お風呂に入っているときは楽だということをおっしゃいます。

お風呂に入ると体の血の巡りが良くなり、硬くなった筋肉や関節にも栄養を送り届けやすくなります。

運動以外では、お風呂でゆっくり温まるこれが股関節を柔軟にしていく上で大切になります。

 

つまり、血流を良くしていくことが股関節の不調を改善していく上で重要なポイントとなります。

 

 

簡単にできる方法をご紹介させていただきます:

1 座った状態で内モモに枕を挟んで、10回ほど力一杯押しつぶす。

 

2 痛い側の股関節を座った状態で壁につけて、開こうとする、この運動を10回

3 座った状態で足を伸ばし、ひざの裏にバスタオルやペットボトルを置いて押しつぶす運動を10回

(この工程は股関節の筋肉の長さを変えることなく、筋肉をトレーニングできて早く痛みを軽減できる効果があります)

 

この運動を継続してみてください。

1−3の運動を行なっても痛くない時には長時間歩いたり、スクワットをするとさらに股関節の痛みが楽になります。

 

上記運動に取り組むことで、日常生活で股関節を痛みなく動かしていくことが可能となります。

股関節周りの筋肉は、上記運動を1ヶ月ほど継続していただければ、ほぼ安定してきます。

 

股関節の痛みを改善された患者さんの声

 

こころ鍼灸整骨院でも、股関節の痛みを訴えておられた患者さんよりたくさんの喜びの声を頂戴しています。

こちらのブログでもご紹介させていただきます。

股関節の痛みでお悩みの方の励みになれば嬉しく思います。

 

【股関節の痛みの改善事例:50代女性 治療期間 1か月半 施術回数 5回】

股関節の痛みも改善し趣味のゴルフを楽しまれています。

屈むこともできなかった股関節の痛みが治りました

 

 

 

【股関節の痛みの改善事例:70代女性 施術期間 4ヶ月 来院回数 12回】

ゴルフを諦めていたのですがラウンドまでできました。嬉しかったです。

 

股関節の痛みでお悩みだった70代女性の改善例

 

 

股関節の痛みでお悩みでしたらご相談ください

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。

もし、股関節の痛みでお悩みでしたら、この度ブログで紹介させていただいたことを1ヶ月間ほど日常生活に取り入れてみてください。

 

それでも改善が見られない場合は、他にも何か原因があるかもしれません。

不調が続く場合は、お早めにご相談ください。

このブログが股関節の不調でお悩みの方のお役に立てれば嬉しく思います。

ブログをお読みいただきました方々のご健康をお祈りしております。

 

(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)


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