風邪を引いた後に、咳や痰が長引く時の対処法を公開


「寝るときもセキが出て熟睡できない…」
「熱は引いたのに、咳が出るから職場や通勤中に気が引ける」
「風邪を引いてから5日経つが、喉のイガイガや痰がとまらない」

こんなお悩みがある時にはこのブログがお役に立てると考えています。

 

教えて!咳が止まらす、喉のイガイガが長引くときの対処法

こんにちは、兵庫県小野市にてこころ鍼灸整骨院を開業しています、作尾大介です。

 

今年の夏は風邪を引く患者さんがたくさんいらっしゃいました。

詳しくお話を伺うと

「熱は下がったのに、咳がなかなか止まらない」
「喉の痛みは治ったが、白っぽい痰が喉に引っかかる」
「ずっと喉がイガイガする」

といったお悩みを教えてくださいます。

一体、熱が下がったにもかかわらず咳が止まらない症状や、白っぽい痰が出るのでしょうか?

 

このブログに咳が長引く理由や、痰が長引く原因、そして対処法をまとめました。

もし、同じようなお悩みがある時にはこのブログがきっとお役に立てると考えています。

ぜひ、最後までお読みください。

 

咳が止まらないし…白っぽい痰も出る。こんな時の対処法を公開

9月に入って、朝晩が少し涼しくなったような気がします。

しかしながら、兵庫県小野市では30℃を超える暑さが続いています。

 

朝晩と日中の寒暖の差が激しく、ひどいときには10℃以上の温度差があります。

また、室内と室外では壁一枚を挟んで10〜15℃以上の温度差があるわけです。

その昔、ウイルスは高温で湿度の高い環境では、繁殖しにくいとも言われていました。

 

でも、最近は夏でも感染症が猛威を振るっています。

また、これだけ温度差が激しいと、体が疲れている方も増えています。

その結果、抵抗力が落ちてしまし風邪をひきやすい状態になっています。

加えて、夏の湿度の高い気候から、秋の乾燥した気候になると、体が急な変化に対応できず喉や気管支、肺といった呼吸に関係する器官に負担がかかります。

そのため咳や淡、鼻水、微熱といった症状が続くこともあります。

風邪を引いた後も咳や白っぽい痰が止まらない理由

 

風邪などのウイルス感染時には、リンパ球が増加し、免疫反応を調整します。

リンパ球はウイルスと戦うために重要であり、風邪の症状が現れる際にはリンパ球の活動が活発になります。

突然ですが、私たちの体は自律神経によって調整されています。

 

自律神経には、活動するときに優位に立つ交感神経と、食事や休憩、睡眠など体の回復を促すときに優位に立つ副交感神経という2つの神経があります。

自律神経はまるで自動制御装置のように、日常生活の中で活動するときには交感神経が優位に立ち、体を休めるときには副交感神経が優位に立つように自動的に制御されています。

リンパ球は副交感神経の働きが活発になることで活性化されます。

そして、喉はリラックスしている時には狭くなる傾向があります。

 

何だか専門的で、ちょっとややこしい説明になりますので、簡単に書かせていただきますね。

 

風邪を引いた後に長引いている咳や痰、喉の痛みが治るメカニズム

私たちの体は、大きな家のようなものです。

この家には、二人の管理人がいます。一人は「活動マネージャー」(交感神経)、もう一人は「休息マネージャー」(副交感神経)です。

「活動マネージャー」は、家族が外出したり、掃除をしたり、料理をしたりするときに活躍します。

一方、「休息マネージャー」は、家族が食事をしたり、くつろいだり、眠るときに働きます。

この二人は自動的に交代し、家(つまり体)の状態を整えています。

ちょうど洗濯機の自動モードのように、状況に応じて適切に切り替わるのです。

さて、家に風邪ウイルスという不法侵入者が入ってきたとしましょう。

 

すると、家の中にいる防衛隊(リンパ球)が増員され、侵入者と戦います。

この時、「休息マネージャー」が防衛隊を応援します。

風邪の症状が落ち着いた後も、喉がイガイガしたり、白い痰が出たりすることがあります。

これは、「休息マネージャー」が熱心すぎて、まだ警戒態勢を解いていないようなものです。

その結果、喉という家の玄関が少し狭くなってしまい、咳が出やすくなるのです。

特に夜は「休息マネージャー」の出番なので、喉の通路(玄関)が狭くなりがちです。ですから、寝る時に咳が出やすくなるのです。

このような状態が続く場合、「休息マネージャー」をリセットする必要があります。

例えば、軽い運動をしたり、深呼吸をしたりすることで、「活動マネージャー」を呼び出し、バランスを取り戻すことができます。

つまり、風邪が治ったはずなのに症状が続く場合、家の中の管理システムが少し混乱しているだけかもしれません。

 

風邪をひいた後に咳や喉のイガイガ、白い痰が出る時の対処法を紹介させていただきます。

 

咳や喉のイガイガ、痰が長引く時の真・対処法

風邪を引いた後に咳が長引く、白い痰が出る、喉のイガイガが治らない。

こんな時に取り組める方法を紹介させていただきます。

 

1 咳や白い痰が長引く時にはお風呂でゆっくり温まる

お風呂で湯船に浸かり、温まることで血の巡りが良くなります。

その結果、風邪を引いたあとに過剰に働きすぎた副交感神経の働きを和らげ、活動する交感神経の働きを正常な状態に調整できます。

2 咳や白い痰が長引く時には軽い運動を心がける

ウォーキングや筋トレをすると、活動する交感神経の働きを活性化できます。

腕立てや、腹筋でいいので2、3分の運動を心がけてみてください。

 

3.咳や白い痰が長引く時には首の前(首と鎖骨の上)をマッサージする

喉仏の下あたりには、鼻の粘膜の炎症を抑えることができる、星状神経節(せいじょうしんけいせつ)という神経の塊があります。

ここに鍼治療をすれば、花粉症で鼻水がズルズルの方もスーッと鼻が通ってしまう驚きのポイントがあります。

ここを自分でマッサージすると、同じように鼻の粘膜の炎症を抑えて、鼻が通り呼吸しやすくなります。

 

また、鎖骨の上にはリンパ節があり、ここをマッサージすると、顔の余分なむくみを体内に吸収して、尿や便、汗として排泄する機能を促し、なおかつ体温が上がるので免疫力を高めてくれるのです。

この部分を、赤ちゃんを撫でる程度の力(およそ200グラム程度の力)でマッサージしてみてください。


 

咳や白い痰、喉のイガイガが長引く時には、上記3つのことを1週間〜10日ほど取り組んでみましょう。

これは体調を崩したときだでなく、予防として普段から取り組むこともおすすめです。

 

風邪を引いた後に咳や痰、喉のイガイガが続く時にはお早めにご相談ください

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。

このブログが風邪を引いた後に、咳や痰、喉のイガイガが続く時にお役に立てれば嬉しく思います。

このブログで紹介していることに取り組んでも一向に症状の改善が見られない時には、他にも何か原因がある可能性があります。

そんな時は当院でも施術が可能です。お早めにご相談ください。

 

このブログがお役に立てれば幸いです。

 

(監修:柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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