「毎年冬になると腰痛がひどくなる」
「体が冷えると腰痛がきつくなる…」
そんなお悩みがある時は、このブログがお役に立てると考えています。
冷えが腰痛を悪化させる?腰痛の新予防法を公開
こんにちは。兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、院長の作尾大介です。
12月に入り急に寒くなり、腰痛を訴える患者さんが増えてきました。
詳しくお話を伺うと
「体が冷えると、椅子から立ち上がる時に腰痛が起こる」
「寒くなってくると、朝起きたときに腰痛で前屈みになるだけでつらい」
とのこと。
中には急激な腰痛でぎっくり腰と同じような症状を訴える患者さんもいらっしゃいます。
特に12月に入ると腰痛が増える原因は一体何なのでしょうか?
とても気になったのでいろいろと調べて参りました。
もし、寒くなると腰痛がおこるというときにはこのブログがきっとお役に立てると思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
冷えが腰痛を引き起こすという原因や理由
冷えにより腰痛が増加する理由は何でしょうか?
人は体が低体温に陥ると、生命の危険を生じることがあります。
そのため、急な寒さで体温が低下すると、本能的に反応することになります。
この本能的反応により、筋肉は硬くなり、さらに冷えによって代謝量も減少します。
深部体温が1度低下すると、代謝量が約10%以上減少すると言われています。
冷えが筋肉を硬化させ、代謝量の低下を招くことで、体はエネルギーを作る能力を失います。
その結果、通常は問題ない動作、例えばくしゃみや物を拾う動作や立ち上がる際に腰痛を引き起こすリスクが高まることになります…
では、寒い季節には腰痛をどのように予防すべきでしょうか?
その方法について、詳しく説明していきます。
冷えが腰痛を悪化させる?体温管理と腰の健康を守る方法
冷えにより、私たちの体は本能的に反応します。
人間の体には、血圧、体温、脈拍などの機能を一定に保つ自己調節機能(自律神経)が備わっています。
冷えによる体の反応を家の暖房システムに例えると、自律神経は暖房システムのコントローラーのような役割を果たします。
この自律神経には大きく分けて交感神経と副交感神経の二つの神経から構成されています。
冷えによる腰痛は自律神経へのアプローチが大切?
交感神経は、まるで家の暖房が冷え込みに反応して強く作動するように、体を活動状態に保つ役割を持ちます。
外が寒くなると、交感神経が働き、体を温めようと筋肉を緊張させたり、血圧を上げたりします。
これは、家の中で暖房を強めて快適な温度を保とうとするようなものです。
しかし、この状態が長く続くと、体は緊張状態に陥り、筋肉が硬くなり、疲労が取れにくくなってしまうのです…
一方、副交感神経は、家でいうところの暖房を弱め、リラックスモードにする役割を担います。
副交感神経は体をリラックスさせ、回復を促すために作用します。
夜寝るときに家の暖房を下げて眠りにつくように、副交感神経は体の緊張を和らげ、睡眠や消化などのリラックス状態を促してくれます。
寒い季節には、交感神経が優位になりがちですが、副交感神経の働きを高めることで、体はリラックスし、緊張や疲労が和らぎます。
そのため、冷えによる腰痛予防や改善には、交感神経と副交感神経のバランスを整えることが重要です。
まるで家庭の中で暖房と冷房を適切に調節するように、私たちの体も内部環境を整えるために自律神経のバランスを取る必要があるのです。
自律神経の副交感神経がすこしだけ優位に立っている状態が、心にも体にもゆとりがある状態になります。
当院では整体や鍼灸治療、高性能医療機器によって、自律神経が正常に機能するように調整しております。
腰痛を忘れて生活できる3つの新予防法
当院でも冷えによる腰痛の患者さんにお伝えしている3つの方法がありますので、こちらでご紹介させていただきます。
1 冷えによる腰痛を予防するためには手足を温める
手足を温めることによって熱の放散を防ぎ、深部体温が低くならないように予防ができます。
寝る前には厚手の靴下を履く。
また、日頃は手袋で手の保温を心がけることをお勧めします。
2 冷えによる腰痛を解消するためには睡眠が大切
人は良い睡眠中にも代謝を促すシステムが備わっています。
さらに、良い睡眠をとることで体や脳の疲労を取り除くシステムが働きます。
寒くて眠れない時は湯たんぽで布団を温めておくことも一つの方法です。
また、寝る前にスマホや明るい光を見ると睡眠の質が下がりますので、スマホは違う部屋に置くことをお勧めしています。
3 冷えによる腰痛を解消するためには腰と内くるぶしの上をカイロで温める
職場がどうしても冷える。
あるいは、冷えた環境で仕事をしなければならない。
こんな状況があるのは無理もないことかもしれません。
ですが、日頃からホッカイロを使っておへその真後ろのあたりにある腰を温める。
また、うちくるぶしの少し上をホッカイロで温めることによって全身の体温を高めることが可能です。
おへその真後ろの腰のあたりや、内くるぶしの少し上(指4本上)には東洋医学の冷えに効果的なツボがあります。
ここをカイロで温めることで冷えによる腰痛を予防できます。
音声 https://spotifyanchor-web.app.link/e/P6pajskodGb
冷えによる腰痛でお悩みでしたらご相談ください
冷えによる腰痛でお悩みでしたら、上記3つの対処法がお役に立てると考えています。
ただ、対処法を実践しても一向に良くならない時には他にも何か原因がある可能性があります。
そんなときはお早めにご相談ください。
当院では冷えによる腰痛を、整体や高性能医療機器を用いて施術しております。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)