夏バテの原因やおすすめの対策を公開


「夏バテのせいかここ最近頭痛がする」

「夏バテで気分が悪く吐き気までするから、食事も進まない」

夏バテにお悩みでしたらこのブログがお役に立てるかもしれません。

夏バテの原因と治し方:具体的な対策

 

こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、院長の作尾大介です。

 

7月に入り当院に来院される患者さんから、

 「夏バテのせいかここ最近頭痛がする」

「夏バテで気分が悪く吐き気までするから、食事も進まない」

という相談をいただくことがあります。

 

最近は30℃を超える日が続き、

「暑さで何もやる気が起こらない」

「体がいつも重だるい」

といった夏バテの不調を訴える方が増えています。

まだまだ夏の暑さは続きますので、夏バテで元気がないとなれば大変です。

 

そこで、今回のブログでは夏バテの対処法や解決策をまとめました。

もし、

  • 夏バテで何もやる気が起こらない
  • 夏バテのせいで気分が悪い
  • 体が熱をもって頭痛がする
  • 夏バテで気分が悪く吐き気までする

といったお悩みがあるなら、このブログがお役に立てると考えています。

 ぜひ、最後までお読みください

 

夏バテの原因:どうして夏バテが起きるのか

ここ最近は本当に暑い日が続いています。

ふと、車に乗っている時に外気温を見たら40℃を超えていることもありました。

これだけ暑いとなると、夏バテを起こすのも無理のないことかと思います。

まずは夏バテが起こる原因についてまとめました。夏バテが起こるメカニズムを理解しておくことで、夏バテの対策につながると考えています。

 

夏バテがおこる4つの原因

 

1 夏バテは体温調節のメカニズムがエラーを起こす

夏バテの主な原因の一つは、室内と外の温度差が影響します。エアコンは室内の温度を27℃に設定すると、自動的に室内の温度を調整してくれます。

人の体温はおよそ36℃〜37℃に自動的に設定されています。このように平熱を常に一定に保つ働きは、体の自律神経によって調整されています。

 

自律神経は脳から直接指示を受けて、暑い時は脳が自律神経に命令を出して、汗をかき体内の熱を下げる。(気化熱)
※私たちの体は、皮膚から汗をかくことによって体温を下げる働きがあります。汗が皮膚表面に出ると、その汗が蒸発します。蒸発する際には、汗が体の熱を吸収して体の熱を放出します。この気化熱が体から熱を奪うことで、体温が下がるメカニズムがあります。

反対に、寒い時には体を震えさせて熱を生み出すような働きをおこなっています。

ですが、真夏には、外の暑さとエアコンの効いた室内の涼しさの間を頻繁に行き来することになります。

そのため、体温調節を頻繁に行うために脳は疲労を起こし、自律神経の調整ができなくなってしまうことになります。

 

仕事でも同じ作業を何回も繰り返すと、心身ともに疲れることってないでしょうか?

 

クーラーの効いた室内と、暑い室外を行き来することで、脳は体温調節を行うために、自律神経をコントロールするために、いつも以上に疲労をすることになります。

その結果、体温コントロールができず体がだるい、何もやる気が起こらないといった不調を引き起こすことになります。

2 夏バテは暑さによる活動量の減少が原因となる

夏の暑さによっていつも以上に体を動かす機会が減るのは仕方がないことだと思います。
私たちは呼吸によって取り込んだ酸素、食事によって取り込んだ栄養を体を動かすことによって代謝し、エネルギー(ATP)に作り替えています。

そして、生命活動を営むために、エネルギー(ATP)を消費しています。

しかし、体を動かす機会が減ってしまうと、エネルギーが少ない状態になってしまいます。車はガソリンで動いていますが、私たち人間の体はエネルギー(ATP)を基に活動しています。

しかし、ながら活動量が減少した状態では、いつもと同じようにエネルギー(ATP)つくことができません。その結果、いわゆるエコモードの状態になっています。

ですが、脳は体温調節や発汗の調節を常に行っているため、いつも以上に仕事の量が増えています。

それにもかかわらずエネルギーがない状態ですので、活発に働くことができなくなってしまいます。

その結果、夏バテのように体がだるくなってしまう傾向があります。

 

3 夏バテは気圧が影響する

夏は全体的に気圧が低めになります。

気圧が低気圧になると空気中の酸素が少なくなり、体に不調が起こりやすい傾向があります。

酸素が少ない状態は、マスクをしたまま生活するようなものです。

マスクをしていると息苦しく、体が疲れやすいという体験をしたことはないでしょうか?

低気圧によって空気中の酸素が薄くなると、体のエネルギー(ATP)を作る原料である、酸素を呼吸によって取り込む量が減ってしまうことになります。

その結果、いつもよりも体のエネルギー(ATP)が少ない状況になり、体がだるくなる傾向があります。

ゲリラ豪雨のように急激な気圧の変化が起こると頭痛や肩こり、神経痛を引き起こすこともあります。

 

4 夏バテは自律神経と深い関わりがある

突然ですが、人の体は自律神経によって、環境に応じた反応ができるように調整されています。

自律神経には、活動するときに優位に立つ交感神経と、食事や休憩、睡眠など体の回復を促すときに優位に立つ副交感神経という2つの神経があります。

自律神経はまるで自動制御装置のように、日常生活の中で活動するときには交感神経が優位に立ち、体を休めるときには副交感神経が優位に立つように自動的に制御されています。

 

自律神経は人間の自動制御システムですので、自律神経を調整できるのは、他の誰でもなく、自分自身でしか調整ができないものです。

 

例えば、仕事をするときや、今から運動する時には交感神経が優位に立ち、血の巡りや呼吸も活発になります。

それとは反対に休憩したり、ゆったりと食事をする時には副交感神経が優位に立ち、血の巡りや呼吸は緩やかになり、体がリラックスするように働きます。

 自律神経は気圧の影響を受けています。

高気圧の時には、体は活動的になり交感神経が優位に働く傾向があります。

それとは反対に低気圧の時には、副交感神経が優位に働き、体はリラックスする傾向があります。

夏になんだか体がだるくてやる気起きない、体が重だるいといった夏バテの症状が起こりやすい理由は低気圧の影響で、副交感神経が常に優位になっていることも一つの理由になります。

 

教えて!即効性のある夏バテの対策

夏バテの原因は室内と温度と室外の温度差や、活動量の減少、気圧、気圧による自律神経への影響が原因になることを書かせていただきました。

夏バテの原因がわかれば、即効性のある対策も可能です。

夏バテの予防や対策についてご紹介させていただきます。

 

1 夏バテを治すには睡眠が大切

 

自律神経を調整している脳になります。

脳はおよそ1.5キロぐらいの質量しかありませんが、体のエネルギーの4分の1を消費しています。

脳の疲労をとるためには睡眠がとても大切になります。

厚生労働省のデータを見ると、成人では6時間以上の睡眠を推奨していますが、夏はいつもよりも長く睡眠をとることをお勧めします。

健康づくりのための睡眠ガイド2023

https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf

 

そして、夏は特に睡眠の質を下げないことが大切です。寝る2時間前はなるべくスマホやテレビ、タブレットといった強い光を見ないことをお勧めします。

クーラーで室内を快適にして、たっぷりと睡眠をとることをオススメします。

 

 

2 夏バテを治すためには運動も大切

室内でできるラジオ体操

クーラーの効いた部屋でできるストレッチ

あるいは朝や夜の気温が高くないときに10分ほどのウォーキング

 

といった簡単な運動を取り入れることで、代謝を促し夏バテを予防する効果を促せます。

 

3 夏バテを治すには規則正しい生活が大切

仕事や家事、育児等で忙しくて生活が乱れるのも無理のないことかもしれません。

ですが、夏はなるべく寝る時間と起きる時間を統一することで、規則正しい習慣が身に付きます。

同じ時間に寝て同じ時間に起きることで、脳の日内リズム(サーカディアンリズム)が修正され、自律神経の機能が正常化します。

その結果、夏バテを予防することが可能です。

 

上記3つのことを夏の間は取り組んでいただくことで、夏バテによる頭痛や吐き気といった不調まで解消する効果を促せます。

ぜひ、7月と8月は上記3つのことを取り入れてみてください。

※夏バテ予防におすすめの食事については、また別の記事で紹介させていただきます。

音声 https://spotifyanchor-web.app.link/e/62BZlDEgnMb

 

夏バテでお悩みでしたらお早めにご相談ください

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。

もし、夏バテにお困りでしたら上記3つの対策に取り組んでみてください。

ただ、一向に夏バテの不調が治らない時には、他にも何か原因があるかもしれません。

そんな時はお早めにご相談ください。

 

このブログが夏バテでお困りの方のお役に立てれば幸いです。

 

(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)

 

 

 

 


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