「毎年、夏になるとクーラー病で頭痛がする」
「クーラー病で微熱が…こんな時期だから不安だ」
そんなお悩みを伺う機会が夏になると増えてきます。
クーラーで冷えると頭痛や吐き気もする…教えてクーラー病の治し方
こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、作尾大介です。
当院に来院なさる患者さんが
「職場のクーラーで冷える」
「クーラーで冷えると頭痛まで起こる」
とおっしゃる方が増えてきました。
今のところ、こういったお悩みは7月、8月に入って2人の患者さんより伺っております。
「日常でも症状を予防する方法はないですか?」
とお伺いしましたので、この度のブログではクーラーで冷えた時に起こる頭痛の予防方法と、自宅でケアする方法についてまとめています。
もし同じようなお悩みがありましたら、このブログで紹介していることがきっとお役に立てると考えています。
ぜひ読んでみてください。
クーラー病で頭痛や吐き気まで…こんな時の対処法
クーラーで体が冷えると、吐き気や頭痛が起こると訴える方がいらっしゃいます。
では、どうしてクーラーで体が冷えると吐き気や頭痛までするのでしょうか?
突然ですが、僕達の耳の中には鼓膜があります。
鼓膜の奥にはリンパ液という液体が入っています。
耳の中にあるリンパ液は例えるなら、ゼラチンに似ています。
ほら、ゼラチンを冷蔵庫で冷やすと固まりませんか?
それと似たような形で、クーラーで体が冷えると耳の中リンパ液も同様に、どろどろと流れが悪くなってしまうことになります。
リンパ液が揺れることで頭の位置を感知したり、音が鳴って振動した時にリンパ液が揺れることで、脳で音を感知しています。
つまり、鼓膜の奥にあるリンパ液は平衡感覚や、聴覚と深い関わりがあるのです。
リンパ液が冷えると循環する機能が悪くなり、耳の中にある平衡感覚や、音を感知するセンサーに悪い刺激を与えることになります。
その結果、平衡感覚にまで異常が起こることとなり、吐き気や頭痛、耳鳴りまで起こることになります。
ドライヤーでクーラー病による頭痛や吐き気を治す3つの方法
耳の中のリンパ液が冷えることによってゼラチンのように固まるなら、反対に温めてあげるという方法があります。
ですので、もしクーラーで冷えると頭痛や吐き気、めまいが起こるときは、家や会社でできるケアの方法として、ドライヤーを使う方法をおすすめしています。
1 クーラー病による頭痛や吐き気はドライヤーで耳の中を温める
ドライヤーで耳の中を1分ほど温める。耳の中に風を入れるつもりで温めてください。
クーラーの風がでてくる吹き出し口がどこにあるのかを考えると、どちらの耳に負担がかかっているのか分かると思います。
負担がかかっている耳をメインに温めて、反対の耳も同じように温めてみてください。
2 クーラー病による頭痛や吐き気に有効な足のツボもドライヤーで温める
内くるぶしから指4本分上に三陰交(さんいんこう)という冷えを予防するツボがあります。
ここも同様に1分ほど、ドライヤーで髪の毛を乾かすついでに温めてみてください。
クーラー病による冷えを和らげることが可能です。
3 下腹部をドライヤーで温めるとクーラー病対策に有効
もう1つの冷えを予防するポイントは、ヘソから指4本分下のところに関元(かんげん)というツボです。
ここもドライヤーで1分ほど温める、あるいは下着で冷えないようにしておくことで、クーラー病の冷えによる頭痛や吐き気を和らげる効果を促せます。
音声 https://anchor.fm/e3n2r4j5tuo/episodes/ep-e1m4cro
クーラー病で頭痛が吐き気が長引く時はお早めにご相談ください
もし、クーラー病による冷えや頭痛といった症状でお悩みでしたら、上記3つの方法を継続してみてください。
当院では、この方法で良くなる患者さんもいらっしゃいます。
この度紹介した対処法を試してもなかなか良くならない時は、他にも原因がある可能性があります。
その時には整体や鍼灸治療が効果的です。
もし7月、8月に入り、クーラーが原因で肩こりや頭痛、吐き気の症状が長引く時はお早めにご相談下さい。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)
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