背骨のゆがみは治りやすい「機能性側弯症」と治りにくい「構築性側弯症」がある。
それを自分で見分ける方法をお伝えします!
こんにちは、小野市こころ鍼灸整骨院院長の作尾です。
この度は自分の背骨のゆがみが治しやすいタイプか、治りにくいタイプかを鑑別する方法を書いています。
ご自分の姿勢を見たときに
「背中が丸いな~」
「猫背って人に言われる…」
と、お悩みでしたらこのブログを読むことで、気を付けて欲しい注意事項や、自分の姿勢をチェックする方法を書いています。
自分の姿勢や、子供の姿勢が気になる方は最後まで読んでいただければと思います。
背骨がゆがんでかたまってしまう側弯症とは?
背骨がゆがんだ病態は「側弯症」と呼ばれ、2種類に分けることができます。
治療の矯正や、自宅での簡単な運動で改善するものを「機能性側弯症」
矯正や、運動に取り組んでも治りにくい背骨のゆがみを「構築性側弯症」
と、言います。
機能性側弯症の場合は、日ごろ片足に体重をかけた姿勢や、仕事でいつも同じ作業を繰り返す作業が原因となり、背骨がゆがんでいる状態です。
この場合は、整体治療やカイロプラクティック、運動でほとんど改善します。
しかし、構築性側弯の場合は成長の過程で背骨がゆがんだまま固まってしまい、治療をしてもまっすぐに戻らないのです。
側弯症を治せる技術を学んできました!
私は今まで約10万人以上の患者さんを治療してまいりました。
そんな中、治療において軽度の構築性側弯症は改善できても、中〜重度の側弯症は治すことができずに申し訳ない気持ちと、自分の無力さに唇を噛んでいました。
側弯症に悩む患者さんの「もう治らないのか…」と、落ち込む姿はもうみたくない。
そう考え、
「何か治療法はないか?」
と、ネットや海外の論文を調べまくっていると、ドイツに構築性側弯を専門で治している「シュロス法」という治療があることを知りました。
しかし、流石にドイツには仕事を休んで行けないし、ドイツ語もわかりません。
ですが、その治療法を昨年のお盆に東京で、しかも日本語で学べる機会があり、早速学んできました。
お盆にもかかわらず、笑顔で見送ってくれた家族には感謝しかありません。
そのシュロス法の考え方や技術から、治りにくい背骨のゆがみと治りやすい背骨ゆがみについて説明していきます。
治りやすいか、治りにくいかを鑑別する3つの方法
1.座っても、寝転んでも、自分の背骨のゆがみが変わらない
構築性側弯症の方は、どの姿勢をとっても背骨のゆがみはかわりません。
2.じっとしている、立っているだけで、背中や腰が痛くなってくる。
構築性側弯症は軽度の場合、ほとんど症状がありません。
しかし、背骨のゆがみが進行するにつれて徐々に背部痛や腰痛が起こります。
先日お話を聞かせていただいた患者さんは
「週に1回は整体を受けないと体がもたない」
「夕方になると、背中や腰が痛くなる」
と、いった症状が起きてくるようです。
3.側弯症を見分ける検査をしてみる
自分の姿勢がおかしいと感じたら、一度側弯症の検査をしてみましょう。
やり方は簡単
①腰幅くらいに足を開き、両手を組んで体を前に倒す
②家族や友人に後ろから観察してもらい、背中に凹凸があるかをチェックしてもらいましょう
これに該当しない方は、機能性側弯症です。
しかし、上記3つのことに該当する場合は、構築性側弯症の可能性があります。
側弯症は早めの対処を心がけましょう!!
機能性側弯症の場合は、片足に体重をかける休めの姿勢や、足を組む癖をやめてましょう。
立ち方は足を腰幅くらいに開き、足先を並行にして立つ、正しい姿勢を心がけてください。
もしくは、お近くの治療院で整体を受けるのも一つの良い方法です。
この度、構築性側弯症と気が付いた方もご安心ください!
そんなときのためにシュロス法があります。
ですが、「シュロス法」を指導できる治療家は私を含め日本に数十人しかいません。
ご自分が側弯症と気づいたときはお早めに当院までご相談ください。
当院まで通院ができないときは、あなたのお住まいの近くでシュロス法を指導できる治療家を紹介させていただきます。
監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介