ここ最近、腰痛をうったえる患者さんが増えてきました。
お話を伺うと
「寒くなると腰痛が起こる」
「ずっと座っていたら、冷えて腰が痛くなる」
「寒いところでじっとしていたら、腰痛が強くなった」
といった悩みを教えてくださいました。
この時期になると腰痛の患者さんって増えてくるとのこと…
冷えを予防する商品を販売しているRinnnaiのデータを見ても、冷えと腰痛の関係が明らかになっています。
資料:Rinnnai熱と暮らし通信より引用
では、どうして冷えると腰痛が起こるのでしょうか?気になったので調べてみました。
もし、寒くなって来ると腰痛が起こると言うお悩みをお持ちでしたら、この度のブログがきっとお役に立てると考えています。
お時間のある時にご覧いただけますと幸いです。
冷えは腰痛を起こすきっかけに?ツボは足や腰に集中
体が冷える時って、手足の方から冷えてくると患者さんから伺っております。
昔から東洋医学では、冷えは腰痛と深く関係があると言われています。
さらに、冷えと関係があるツボは足・腰・下腹部に集中しているのです。
つまり、足が冷えてしまうと、冷えに関係があるツボに刺激を与えてしまい、腰痛が起きていた可能性があります。
冷えによる腰痛は生理痛とも関係している?
当院に来院なさる腰痛の患者さんにお話を伺うと、腰痛とともに、生理痛までひどくなると言う方もいらっしゃいます。
冷えからくる腰痛と生理痛を訴える患者さんを施術をさせて頂くと、ほとんどの方が腰やお腹周りの筋肉がカチカチに固まっているのです。
私達の体は、血のめぐりによって栄養や酸素を筋肉や内臓に送り届けています。
お風呂に入ったり、たっぷり睡眠をとると、血のめぐりが活発になって体の疲労が回復しやすくなります。
ですが、硬くなった筋肉があると、血のめぐりを妨げて体の回復を妨げてしまうことに…
つまり、腰やお腹周りの筋肉が硬くなってしまうと、腰や骨盤に栄養を送っている血のめぐりを妨げてしまうことになります。
その結果、腰痛や生理痛が起こってしまうことになります。
整体師や鍼灸師がオススメする、冷えによる腰痛を予防する方法
腰痛をうったえる患者さんに詳しくお話を伺うと
「冷えると痛むけど、お風呂に入ってる時はらく」
「運動している時は大丈夫かな」
と、教えてくださいました。
つまり体が温まって、血のめぐりが良くなると、冷えに対する腰痛は良くなる可能性があるのです。
冷えによる腰痛を予防する方法をまとめてみました。
1.お風呂はゆっくりと温まる
2.下腹部と腰をカイロで温める
※下腹部と腰には腰痛に効果的なツボがあります。
3.足首を靴下やレッグウォーマーで温める
※内くるぶしの周辺には冷えや腰痛に効果的なツボがあります。
上記3つのことを日常に取り入れて頂くと、冷えによる腰痛を予防・軽減していくことが可能となります。
ただ、いっこうに治らない時は、他にも違う原因が隠れている可能性があります。
そんな時はお早めにご相談ください。
まとめ
冷えは腰痛を引き起こしやすい。
手足や腰、お腹には冷えと関わりの深いツボがある。
冷えは血のめぐりに影響を与え、腰痛や生理痛を引き起こすこともある。
冷えによる腰痛は体を温める刺激が有効。入浴とお腹と腰、足首を温めると予防になる。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)