「年に何回も繰り返していたぎっくり腰が今は起きていません」
「腰の痛みだけでなく、肩の痛みまで楽になりました」
定期的に繰り返すぎっくり腰でお悩みだった患者さんより喜びの声を頂戴しました。
何度も再発していたぎっくり腰の改善事例:30代女性の患者さんの声

こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、院長の作尾大介です。
当院に来院なさる患者さんとお話をさせていただきますと
「毎年ぎっくり腰を定期的に繰り返しています」
「年に一回はぎっくり腰になるのが当たり前だと思っていました」
このようなぎっくり腰についてのお悩みを伺うことがあります。
そんな辛い体験を定期的に繰り返すのはとても辛いことですよね。
ご本人からすると、ぎっくり腰が起こるのは当たり前のことだと考えている方もいらっしゃいます。
私も過去にぎっくり腰を体験したことがありますが、あの痛みは耐え難いものでした。
そんな辛い体験を定期的に繰り返すのは、本当に辛いことです。
しかし、毎年ぎっくり腰を定期的に繰り返す患者さんに、当院の施術とともにあることに取り組んでいただきました。
すると、それ以降ぎっくり腰にならなくなった患者さんもいらっしゃいます。
この度はブログに、当院でお伝えしているぎっくり腰の予防法についてまとめました。
もし、ぎっくり腰を定期的に繰り返していらっしゃいましたら、このブログの内容がお役に立てるかもしれません。
ぜひ最後までお読みください。
ぎっくり腰が起こる原因:脳と筋肉の関係から考える

私たち人間の筋肉は、生活する上で適切な力加減に調整する働きがあります。
この働きは、私たちの意思とは関係なく、自動的に調整されています。
例えば、
・生卵を持つ時は、潰れないような力加減に調整を行っています
・重たいものを持ち上げる時には、強い力を出せるように体は準備を行います
・不安定な吊り橋を渡る時には、重心を下げて足腰に力を入れ、安定させるようになります
このように筋肉は、状況に合わせて自動的に力加減を調整しています。
筋肉には2つの大切な役割がある
筋肉は「動く」だけでなく、今の状態を脳に伝える働きも担っています。
1. 運動する機能:行動する時や動く時に、脳からの指示で適切に力を出す機能
2. 感覚情報を伝える機能:筋肉が今どれくらいの力や長さを必要とし、どれくらいの力加減が必要かを脳に伝える機能
つまり、筋肉の力加減を自動的に調整している司令塔は「脳」なのです。
エアコンの温度調整と似ている

この仕組みは、エアコンの温度調整と似ています。
エアコンを25℃に設定すれば、外気温が高くなっても、人が密集して温度が上がっても、常に25℃に調整してくれます。
それと同様に、筋肉も重たいものを持つ時も、軽いものを持つ時も、走る時も、歩く時も、適切な力加減に調整する働きを持っています。
脳が疲れると力加減がうまくいかなくなる
しかし、脳が疲れていたり、筋肉から脳への情報がうまく伝わらなくなると、ぎっくり腰を起こしやすい状況になります。
脳が疲れた状態は、お酒に酔った状態と似ています。
酔っ払うと力加減がうまくできず、飲み物をこぼしたり、千鳥足になったりすることがあります。
また、筋肉からの情報が減った状態は、自転車のチェーンが錆びた状態と似ています。
チェーンが錆びていると、ペダルを漕ぐのにとても力が必要になります。

入院してベッドで1〜2日横になっているだけでも、歩くのがままならなくなることがあります。
これは筋肉から脳への情報が減ってしまったためです。
K・S様の場合

今回、頻繁にぎっくり腰を起こすことでお悩みだったK・S様を検査させていただくと、
・右の股関節と骨盤をつなぐ筋肉が硬くなり、力が入りにくい状況でした
・目の動きを確認すると、一点を見続けることが難しくなっていました
その結果、筋肉は適切な力加減ができない状況となり、日頃なら何ともない「しゃがむ」「車から乗り降りする」「ベッドから起き上がる」といった動作でぎっくり腰を起こしていたのでした。
こんな状態で仕事をするのは、本当に大変だったことと思います。
日頃からぎっくり腰を予防する3つの方法
K・S様にお伝えした、日頃からぎっくり腰を予防する3つの方法をご紹介します。
K・S様には当院の施術とともに、以下の3つの方法に取り組んでいただきました。
その結果、繰り返していたぎっくり腰が起こらなくなりました。
どれも簡単にできる方法ですので、ぎっくり腰にお悩みでしたら、ぜひ取り組んでいただけますと幸いです。
1. 1時間に1回は深呼吸を心がける

脳や筋肉が活動するためには、エネルギーが必要です。
人間の体のエネルギーの源は、酸素と栄養です。
酸素の取り込みが少しでも減ってしまうと、脳や筋肉の働きに悪影響を及ぼすことになります。
マスクをつけたまま生活していると、いつもより疲れやすかった経験はないでしょうか。
それと同じように、酸素の取り込みが少なくなると、ぎっくり腰が起こりやすい状況になります。
そこで、K・S様には1時間に1回、深呼吸を入れていただくことをお願いしました。
2. 睡眠の質を高める

私たちの体は、眠っている間に疲労を分解しています。
特に睡眠は、脳の疲労を分解することが最近の研究でわかっています。
眠っている間に脳の血液循環が活性化し、脳にたまった疲労物質を洗い流しているのです。
しかし、睡眠の質が下がってしまうと、脳の疲労が蓄積されてしまいます。
その結果、ぎっくり腰や寝違えといった不調が繰り返されることになります。
睡眠の質を高めるために、K・S様には以下のことをお伝えしました。
・寝る前にスマホやタブレット、テレビなどの画面を見ないようにする
・睡眠時間は6〜7時間を目安にする(忙しい時はなるべく早く寝る)
3. 日常生活に簡単な運動を取り入れる

筋肉を適切に動かすことで、脳の働きを活性化することができます。
ただ、忙しい毎日の中で運動する時間を確保するのは難しいことです。
そこで、日頃からウォーキングを心がけることをお伝えしました。
20〜30分程度のウォーキングをお勧めしていますが、忙しくて歩けない時には、
・会社のエレベーターを使わず、階段を使う
・駐車場はわざと遠いところに車を止めて歩く
このように、日頃から歩く機会を増やすことをお勧めしました。
また、歩けない日には、お風呂上がりにストレッチやスクワットを20回ほど取り入れていくことをお勧めしました。
このように筋肉を動かしてあげることで、脳の働きが高まり、ぎっくり腰を予防していくことにつながります。
3つのうち1つからでも大丈夫

上記3つのことを日常生活に取り入れていただくことをお勧めしました。
3つすべてを行うことは難しいかもしれませんので、3つのうちどれか1つでも取り入れていくと、ぎっくり腰の予防につながります。
ぜひ1ヶ月ほど継続していただくことをお勧めします。
繰り返すぎっくり腰にお悩みだった患者さんの声:K・S様(30代女性、兵庫県加西市在住)
最後に、K・S様からいただいた患者様の声をご紹介します。
同じようにぎっくり腰でお悩みの方の励みになれば幸いです。
現在は体のメンテナンスで月に1回のペースで通院されている30代女性のK・S様は、繰り返すぎっくり腰に悩まされていました。
(治療期間:2ヶ月、治療回数:6回)
兵庫県加西市在住 30代女性 K・S様
職業:スポーツインストラクター(フリーランスインストラクター)
治療期間 2ヶ月 治療回数 6回
※その後メンテナンスに月に1回のペースで来院されています。
Q1. 何が決め手で当院を受診されましたか?
痛くない治療だとお聞きして受診しました
Q2. どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
肩の痛み、腰の痛み(繰り返すぎっくり腰)
Q3.実際に受診されてよかったこと
ぎっくり腰の再発がなくなり、肩の痛みもなくなり、頭痛で悩むことも少なくなりました。
同時に冷えに対しても治療して頂き、自宅でできるケアも教えて頂きました。
感覚のなくなるような足の冷えや、むくみもなくなり本当に感謝しています。
まとめ:繰り返すぎっくり腰にお悩みでしたらご相談ください

今回は、繰り返すぎっくり腰の予防法と、30代女性K・S様の改善事例をご紹介しました。
ぎっくり腰が繰り返し起こる原因として、脳の疲労や、筋肉から脳への情報がうまく伝わらなくなっていることが考えられます。
日頃からぎっくり腰を予防するための3つの方法は、
1. 1時間に1回は深呼吸を心がける
2. 睡眠の質を高める
3. 日常生活に簡単な運動を取り入れる
どれか1つでも取り入れて、1ヶ月ほど継続していただくことで、ぎっくり腰の予防につながります。
湿布を貼っても、コルセットをしても、ストレッチをしても繰り返すぎっくり腰にお悩みでしたら、一度当院までご相談ください。その時は、一緒に治療に取り組んでいきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆様の健康と笑顔あふれる毎日を心よりお祈りしております。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)



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