「病院で自律神経の乱れと言われたけれど、薬以外にどうすればいいのだろう」
「”自律神経を整える”という情報をよく見るけれど、本当のところはどうなの?」
そんな、長年の自律神経の不調でお悩みではないでしょうか。あれこれ試しても良くならないと、何を信じればいいのか分からなくなってしまいますよね。
こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院、加古川市でこころ整体院を開業しております、院長の作尾大介です。
このブログでは、自律神経とは何か、そして自分で自律神経に働きかける方法について、できるだけ分かりやすくお話しします。同じようにお悩みでしたら、ぜひ最後までお読みください。
【結論】自律神経を調整できるのは、自分自身だけ
最初に、結論からお伝えします。
自律神経を調整できるのは、他の誰でもなく、自分自身だけです。そして、自分の意思で自律神経に働きかける方法は、「呼吸」と「瞳孔」の2つだけだと考えています。
なぜそう言えるのか、順番にお話しします。
そもそも自律神経とは?

自律神経を、エアコンにたとえてみましょう。
エアコンを27度に設定すると、外が暑くても、窓を開けて外の空気と入れ替わっても、常に部屋を27度に保とうとしますよね。人がたくさん集まって熱がこもったときも、同じように27度へ調整してくれます。
人間の体で、この働きをしているのが自律神経です。自律神経は、体を「今、生きるうえで最も良い状態」に、自動的に調整してくれています。だから「自律」神経と呼ばれます。
正常なときは、体温はおよそ37度以下、血圧も脈拍も正常に近い状態に保たれています。内臓の働き、睡眠のリズム、体内時計。こうしたものすべてに、自律神経が深く関わって調整をしているのです。
自律神経が乱れるとは、どういうこと?
では、エアコンの話に戻ります。
27度に設定しているのに、急に18度になったり、30度になったり。そうなると「おかしいぞ」となりますよね。これは、自動制御の装置が少し不調を起こしている状態です。
人の体で言えば、特に何もしていないのに急に汗が出たり、寒気がしたり、震えが来たりする。こうした不調も、エアコンの温度がおかしくなる様子になぞらえると、イメージしやすいかもしれません。
自律神経に命令しているのは「脳」
エアコンの温度を設定しているのは、そこで暮らす人、リモコンを持つ人ですよね。
では、人間の体温や血圧、脈拍、呼吸のリズムは、どこで調整しているのでしょうか。つまり、自律神経に命令を出しているのは誰か、ということです。
その答えは、頭の「脳」です。脳が自律神経に命令を下し、必要なときに必要な調整を指示しています。
脳の働きが落ちると、自律神経は暴走する
では、もしこの脳の働きが落ちてしまったら、どうなるでしょうか。
酔っ払っている人を想像してみてください。急に泣き出したり、怒り出したり、歩こうとするとふわふわして歩けなかったり、物を落としたり、グラスをひっくり返したり。そんな様子を見たことがあるかもしれません。
つまり、脳の働きが悪くなると、自律神経は暴走しやすくなるのです。
脳は、自律神経に対して常に調整を行っています。この働きは、たとえるなら、ブレーキをかけるようなものです。
自律神経は、2つの神経でできています。「さぁ、今から活動するぞ」というときに優位になる交感神経と、リラックスして体を休める回復モードの副交感神経です。
なぜ不調のとき「交感神経」が優位になるのか

多くの場合、人の体は脳から自律神経への調整がうまく働かなくなると、交感神経(活動する神経)が優位に立つようにプログラムされています。
なぜでしょうか。それは、私たちが太古の昔、常に危険と隣り合わせで生きてきたからです。
ご飯を食べてお腹いっぱいのときに、自分より大きな獣に襲われたら、ひとたまりもありません。人間は、獣より力では弱い存在でした。けれど、「考える」という知性を持っていたのです。
そのため体は、危険に備えて、いざというときすぐ動けるよう、交感神経が優位になるようにできています。
ですので、自律神経の働きが落ちてくると、交感神経が優位になり、筋肉の緊張が強くなります。これが続くと、肩こりや頭痛、腰痛、体の疲労感といった不調を招いてしまうのです。
自分で自律神経に働きかけられるのは「呼吸」と「瞳孔」だけ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。いよいよ、いちばんお伝えしたいことです。
よく「○○を触って自律神経を調整する」という言葉を目にすることがあるかもしれません。ですが、人が自分の意思で自律神経に働きかけられる機能は、実は2つだけです。
- 1つは「呼吸」
- もう1つは「瞳孔」(遠くを見る、近くを見る)

この2つだけが、私たちが自分の意思を使って、唯一、自律神経に働きかけられる方法なのです。
逆に言えば、体温や脈拍、内臓の働きを、意思の力で直接コントロールすることはできません。だからこそ、呼吸と瞳孔という2つの窓口を上手に使うことが、自分でできる最良の手段だと考えています。
耳ざわりの良い言葉に惑わされず、まずは自律神経の本当の姿を知っていただきたい。そんな想いで、今回のお話をまとめさせていただきました。
では、呼吸と目の瞳孔をどうやって活用するといいのか?
こちらの内容につきましては、次の記事でご紹介させていただきます。
そして、こちら記事にも呼吸で自律神経にアプローチする方法を紹介しております。

自律神経の不調でお困りのときは
自律神経の不調は、長引くほど、不安が大きくなるものです。
呼吸や瞳孔を使ったセルフケアは、ご自分でも取り組めますが、「一人ではなかなか続かない」「そもそも何から始めればいいか分からない」ということもあると思います。
そんなときは、どうか一度、こころ鍼灸整骨院、またはこころ整体院にお声がけくださいね。あなたの体の状態に合わせて、一緒に整えていきます。
まとめ
最後に、今回のポイントをおさらいします。
- 自律神経は、体を最も良い状態に自動で調整してくれる仕組み(エアコンのようなもの)
- 自律神経に命令しているのは脳。脳が疲れると交感神経が優位になり、肩こり・頭痛などの不調につながる
- 自分の意思で自律神経に働きかけられるのは「呼吸」と「瞳孔」の2つだけ
自律神経は、目には見えませんが、私たちの毎日を静かに支えてくれています。その仕組みを知ることが、不調とうまく付き合っていく第一歩になれば、とてもうれしく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。自律神経の不調がやわらぎ、心も体も穏やかに過ごせる毎日でありますように、心よりお祈りしております。







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