「運転のあとは腰が伸びない…」
「事務仕事をしていると腰が痛くなってくる」
こんな経験ってありませんか?
こんな状態じゃ運動もできないし、仕事にまで影響することもあります。
もしも、こんな腰痛を抱えて生活しているようでしたら、このブログを読んでいただくだけで、お悩みを解消できる可能性があります。
この度は、座っていると腰が痛くなる症状の対処法を詳しく書きました。
興味のある方はお時間のある時に読んでいただけば幸いです。
こんにちは、兵庫県小野市にある“こころ鍼灸整骨院”院長の作尾です。
ひょっとしたら、大型連休は車で遠くに出かけたり、
あるいは、新幹線や飛行機で長時間すわりっぱなし…
もしくは、休みも関係なく仕事で事務作業
こうして、座りっぱなしや、同じ姿勢が続いたあとに起こりやすいのが腰痛なんです。
当院でも腰痛を訴える患者さんの中に、
「車の運転をした後は腰が固まって、背中が伸びない…」
「座りっぱなしで仕事をした後は、腰が重だるくなってくる」
と、お悩みを訴える方が沢山いらっしゃいます。
ですので、このブログに座りっぱなしの姿勢が続いた後の腰痛を予防し、腰の痛みや重だるさを軽減する方法を詳しく書きました。
仕事や日常生活にまで悪影響を及ぼす腰痛
腰痛をかかえたまま生活するのはとても辛いことですよね、
「ものを持つ」
「長時間同じ姿勢をキープする」といったことができなくなってきます。
これは、私の16年の臨床経験とのべ8万人の腰痛患者さんを施術した経験から言えることなんですが、腰痛と言っても各個人によって症状や原因は様々です。
さらに、論文では腰痛の原因は85%が原因不明と言われています。
ですので、これをやれば腰痛が治るなんて治療技術はありません。
各患者さんの体のゆがみや筋肉、関節の硬さを詳細に検査して、その患者さんフィットした施術を提供することが大切だと痛感しています。
私も腰痛に悩まされていた時期がありました。
実は、私も修業時代は腰痛に悩まされていました。
長時間立ちっぱなし、座りっぱなしになっていると、じわじわと腰の当たりが重だるくなってきて、動き出そうとすると、腰や背中が固まって背中が伸びなるんです…
さらに、この時期は年に1回ぎっくり腰をすることもあり、重いものを持つときや、背伸びをするときは不安を抱えながら、生活していたことを覚えています。
ですので、腰が痛くなれば湿布をはったり、同期の整体の修行をしている仲間にマッサージを頼んでその場しのぎの対処法をしていました。
当時はこうした対処法が腰痛を改善していく一番の方法だと思っていたんです。
これからお伝えする正しい知識を知るまでは…
座っていると腰が痛くなる患者さんに共通していたことがあります
「腰」って字はにくづきに要。
つまり、体のもっとも重要な部分です。
それに、腰って体の中心に位置しています。
信じられないかもしれませんが、体の最も大切な部分が少しでも歪んだり、不安定になってしまうと、自分では気が付かないうちに体に悪影響が及ぶことになります。
例えば、立っている、座っているという姿勢をキープるけでも、体を安定させようとして、腰や骨盤、背中の筋肉が緊張してしまうのです。
こうして、体の中心がゆがむと全身に悪影響を及ぼしてしまい、座っているだけでも腰が痛くなることが起こるわけです。
私が、今まで腰痛の患者さんを沢山施術してきて気が付いたことがあります。
それは、
・骨盤を構成する靭帯がブヨブヨと腫れていること。
・股関節が硬くて動かないこと。
・腰や骨盤周りの筋肉が硬くなっていること。
この問題を解決した患者さんの多くは、長引く腰痛を改善していかれました。
人間の重心はどこにあるのか?
人間の重心は立った姿勢になると、骨盤の辺りに位置します。
つまり骨盤が体の重心をコントロールしているといっても過言ではありません。
骨盤が1ミリでも歪んだり、不安定になってしまうとその影響は体中に波及することになります。
そして、体の重心をコントロールする骨盤は、野球のホームベースのような形をした仙骨という骨と、蝶々の羽のような形をした腸骨という2つの骨で仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節を構成しています。
この仙腸関節って1ミリくらいしか動かないんですよね。
それ以上動くと靭帯や関節を痛めてしまうことになるんです。
そして、股関節や腰周辺の筋肉が硬くなって動かないようになると仙腸関節が徐々に歪みを生じたり、不安定になってきます。
仙腸関節が歪んだり不安定になった状態で、座りっぱなしの姿勢や立ちっぱなしの姿勢が続くと、仙腸関節の歪んだところや不安定になったところに重力が加わり、痛みや重だるさが起きてくることになります。
長時間座っていると腰が痛くなるという患者さんに、共通して見つかる骨盤のブヨブヨした腫れは、骨盤を構成する靭帯や関節に負担がかかっているためなんです。
ですので、座っていると腰が痛くなる原因を治すには、仙腸関節のゆがみと不安定になっているポイントを改善する必要があります。
そのために自分でできることをご紹介させていただきますと…
座っていると腰が痛くなる症状を改善する3つの方法
1.ウォーキングを心がける
座っていると腰が痛くなる方に多い特徴として共通しているのが、股関節の硬さです。
少し話は変わりますが、お相撲さんや柔道の選手って股関節がめちゃくちゃやわらかいんですよね。
これは、ぶつかり合い練習や試合で怪我を予防し、疲れにくい柔軟な体にするためなんです。
もし、股関節が硬くなるとその分だけ怪我をしやすく、疲労がたまりやすくなってしまうんです。
日常で股関節の硬さを予防し、腰や骨盤周辺の筋肉を柔軟にする方法がウォーキングです。
1日5~10分でいいので継続してみると効果的です。
2.スクワットをやってみましょう。
座ったままの姿勢って、ひざと股関節が90°に曲がったままの姿勢になっています。
この姿勢が習慣化すると、自分では気が付かないうちに股関節や、腰、骨盤周りの筋肉が硬くなってしまうんです。
こうして硬くなった筋肉を柔軟にしていく方法が股関節を曲げ伸ばしする運動、スクワットです。
最初のうちは深く曲げなくてもいいので、軽くまげる程度にスクワットを10回ほどでいいので毎日継続していきましょう。
3.お風呂はゆっくりと温まる
長引く痛みや重だるさを訴える方に共通していることが、お風呂をシャワーだけで済ましていることです。
お風呂にゆっくりつかることで血のめぐりを促し、硬くなった筋肉や関節、靭帯を柔軟にできるのです。
シャワーだけの生活にしている方は、今日から湯船につかり温まるように心がけて下さい。
この3つのことを繰り返していくと、座りっぱなしの後に起こる腰痛を予防・軽減していくことが可能になります。
これはおまけになりますが、座りっぱなしの姿勢が続いた時は、40~50分に一回は腰を伸ばしたり、少し歩いたりするのも一つの予防法です。
これだけで座っていると腰が痛くなる症状を予防できます。
以前、私も同じようにこの3つのことを実践して腰痛を改善しました。
さらに、こころ鍼灸整骨院に通院されている腰痛の患者さんにも、同じことをお伝えし、自宅で取り組んでいただいております。
ぜひ、自宅で取り組んでみてください。
同じような腰痛に悩まされていた患者さんより喜びの声を頂戴しておりますので、ここでご紹介させていただきます。
もし、この3つのことを継続しても一向に腰痛が改善してこないときは、ひょっとすると他にも原因があるかもしれません。
そんなときは、一人で悩まないでお気軽にご相談ください。
まとめ
長い間座っていると腰が痛くなってくる原因は、骨盤を構成する仙腸関節のゆがみや不安定が原因になっていることがある。
体の中心は骨盤の辺りにある、体の中心が歪んだり不安定になると体中に悪影響を及ぼし、腰痛が長引くことがある。
座っていると腰が痛くなる症状を改善する3つの方法
1.ウォーキングを心がける
2.スクワットをやってみる
3.お風呂はゆっくりと温まる
監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介
お体のことでお悩みでしたら、LINEでお問い合わせください。
可能な限り迅速に対応します。↓↓
突然のメールで恐縮ですが、インタネットで脊髄の痛みを調べていましたらこころ鍼灸院さんにたどり着きました。
私事ではないのですが、運送会社に働いております米倉と申しますが、同僚のドライバーが背骨がS字に湾曲になって
痛みがひどく 病院で痛み止めを処方してもらったが、なかなか痛みが取れず、ブロック注射もしてもらったが、それも効果が無く
仕事もできず休んでます。
何かいい治療法はないかとメール致しました。年齢が65歳です。
宜しくお願いします。
米倉様
返信が遅くなり申し訳ありません。
お知り合いの方がそのような状態でしたら、心配になるのも無理のないことだと思います。
この度の患者さんを実際に診させていただいたわけではありませんので、正確なことは言えませんがこのブログで書いていること。
そして、まずは痛みのない範囲で日常生活でできることを、取り組むことが大切だと考えています。
その方が、病院や医療機関の治療と併用する上で良くなっていく傾向があります。
あまりに症状がきついようでしたら、お近くの医療機関でも相談することをお勧めします。
このようなことしかお伝えできなくて心苦しく思います。
お知り合いの方が早く良くなることを祈念しております。