脊柱管狭窄症による足のしびれの改善事例


「歩いていると足がしびれてきて、少し休まないと歩けなくなる…」

「病院で脊柱管狭窄症と診断されたけれど、どうしたらいいのかわからない…」

「手術しかないと言われて、不安で眠れない…」

 

このようなお悩みをお持ちの方に、少しでもお役に立てる情報をお届けできればと思います。

 

脊柱管狭窄症で歩けなかった方が改善!足のしびれの原因と手術せずに良くなった事例

 

 

こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、院長の作尾大介です。

この度は、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)による足のしびれでお悩みだった患者さんより、喜びの声を頂戴しましたので、ブログにてご紹介させていただきます。

※脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は腰痛以外に、歩いていると足がしびれてくる症状を併発します。

 

脊柱管狭窄症の症状:足のしびれで200メートルも歩けなかった日々

今回ご紹介する患者さんは、脊柱管狭窄症による足のしびれで、家から200メートルくらいの距離にあるスーパーにも、一人では買い物に行けない状態でした。

ひどい時は、ご家族に車いすに乗せてもらって、やっと外出ができる状態だったそうです。

 

「ちょっとそこまで」という距離でも、足のしびれや痛みで歩けないというのは、本当につらいことです。

買い物も自由にできず、お孫さんと一緒に出かけることもできず、毎日が不安との戦いだったとお聞きしました。

 

 

脊柱管狭窄症の原因とは?腰の痛みと足のしびれの関係

 

脊柱管狭窄症とは、背骨の中にある神経の通り道が狭くなることで、神経が押さえつけられてしまう状態のことです。

背骨には、脳から全身へ指令を送る神経が通っています。

この神経の通り道を「脊柱管(せきちゅうかん)」と言います。

例えば、ホースを手で強く握ると水の流れが悪くなってしまいます。

脊柱管狭窄症も同じで、神経の通り道が狭くなることで、神経の働きが悪くなってしまうのです。

その結果、腰の痛みだけでなく、足のしびれや痛み、歩きにくさといった症状が出てきます。

 

特に特徴的なのは「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」という症状で、歩いていると足がしびれてきて、少し休むとまた歩けるようになる、という状態を繰り返します。

 

病院では「しばらく様子を見ましょう」と言われたけれど…

この患者さんは、最初は腰の痛みで病院を受診されました。

レントゲンやMRIの検査を受けた結果、脊柱管狭窄症という診断を受けたそうです。

その後、痛み止めの薬と注射を処方され、「しばらく様子を見ましょう」とのことでした。

しかし、一ヶ月経っても一向に良くならず、むしろ痛みは増すばかり。

 

その旨を病院で相談すると、さらに強い痛み止めを出された後、たった一言「安静にしてください」

日増しに強くなる痛みに不安になり、いろんな病院や整体、整骨院を周り、もう治らないと半分あきらめかけていたところ、当院に来院されました。

 

当院は、自費治療専門の治療院ですので、病院や整骨院、マッサージ、リラクゼーションといった他の医療機関で改善しなかった患者さんが多数来院されています。

 

その中でも腰の症状は、修業時代から開業して現在に至るまで、のべ10万人以上の患者さんを治療してきました。

 

中には病院で

 

「もう手術しかない」

「この痛みとは一生付き合っていくことになる」

 

と診察を受けて不安になり、藁をもつかむ思いで来院される方もいらっしゃいます。

この度の患者さんもその一人でした。

 

脊柱管狭窄症の治療:3回目の治療後、普通に歩けるようになった

当院では、お一人おひとりのお話をしっかりとお聞きしたうえで、体の状態を丁寧に検査し、その方に合わせたオーダーメイドの治療を提案しています。

この患者さんの場合も、腰や足の状態を詳しく検査し、硬くなった筋肉や関節を丁寧に治療していきました。

そして、3回目の治療のあとのこと。

近所を普通に歩いている姿を身内の方が見て、「あんた腰治ったん?」と声をかけられ、ご自分でも普通に歩けていることに気が付いたそうです。

 

最近の研究では、次のようなことが報告されています。

・腰の痛みの原因は85%が原因不明

・ヘルニアに関しては9割が自然に治癒する

・腰の症状に安静はかえって悪くなる

 

参考文献:

・Deyo RA, Weinstein JN. Low back pain. N Engl J Med. 2001;344(5):363-370.

・日本整形外科学会「腰痛診療ガイドライン2019」

 

これらは、過去の概念を覆す結果です。

一概に腰の症状といっても人それぞれですので、最新の論文や知識を基に、患者さんのお話を聞いたうえで、お一人おひとりに合わせた治療を提案しています。

 

脊柱管狭窄症の手術しかないと言われても、あきらめないでほしい

もしも私が病院で「手術しかない」「もう治らない」と言われたら、目の前が真っ暗になるほどショックを受けます。

ですが、そんな方々から「手術をせずに良くなった!」「70代でお遍路をすべて回れた」と、喜びの声を頂く経験をさせていただきました。

おこがましいかもしれませんが、私は「もう治らない…」とあきらめかけている方の力になりたいと考えているのです。

脊柱管狭窄症と診断されても、すべての方が手術が必要というわけではありません。

適切な治療と生活習慣の見直しで、症状が和らぐ可能性があります。

 

脊柱管狭窄症による腰の症状以外にも嬉しい変化があった患者さん

実は、この度の患者さんは、腰の痛みや足のしびれ以外に、パニック症候群でもお悩みでした。

しかし、腰の痛みや足のしびれが和らぐにつれて元気になり、今までできなかった娘さんとの外食や、お孫さんとの買い物、家族旅行といった念願の夢が叶いました。

昔はパニック発作がいつ起こるか心配で、電車に乗ることも、一人で留守番することもできなかったそうです。

しかし、治療を継続していくと、パニック症候群の薬を飲み忘れるようになったそうです。

 

これは、ご自分の好きなことを楽しみながら活発に動くことで、薬以外でパニック症候群の症状を和らげる「認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)」という方法になったのではないかと考えています。

 

認知行動療法とは、ご自分の生活状況や考え方、行動がパニック発作とどう関連しているかを理解し、電車に乗れない、人ごみを歩けないなどの行動をコントロールできるようにしていく訓練療法です。

体の痛みが和らぐことで、心にも余裕が生まれ、生活の質が向上する。

そんな嬉しい変化を、この患者さんから教えていただきました。

 

患者さんの声:脊柱管狭窄症の足のしびれでお悩みだった方

脊柱管狭窄症による腰痛や足の痺れでお悩みだった患者さんより、喜びの声を頂戴しましたのでご紹介させていただきます。

同じような不調でお悩みの方の励みになれば幸いです。

 

お名前  大霜眞理    年齢 69歳 女性

住所   尼崎市     職業  主婦

 

現在当院に体のメンテナンスで通院されている患者さんは、脊柱管狭窄症による足のしびれと腰の痛みに悩まされていました。

Q. 何が決め手で当院を受診されましたか?

「作尾先生のうでの良さです。

信頼できる人柄ですし。」

Q. どのようなお悩みで当院を受診されましたか?

「腰が痛くて、折れそうでした。

歩くことも、ままならず、辛い日々で。」

Q. 実際に受診されて良かったことは?

「腰が楽になり、歩ける様になりました。

パニックをもってたんですが、していただいているうちにほとんど発作が出なくなり、今では忘れてしまうほどです。

肩こり、体調も良くなり、感謝の気持ちでいっぱいです。」

 

 

 

まとめ:「もう治らない」とあきらめる前に

脊柱管狭窄症による足のしびれや腰の痛みは、本当につらい症状です。

病院で「手術しかない」と言われて、不安な気持ちになることもあるかもしれません。

しかし、今回ご紹介した患者さんのように、手術をせずに症状が和らぎ、日常生活を楽しめるようになった方もいらっしゃいます。

大切なのは、あきらめないことだと考えます。

 

そして、ご自分に合った治療法を見つけることです。

 

もし今、脊柱管狭窄症による足のしびれや腰の痛みでお悩みでしたらご相談ください。

お一人おひとりのお話をしっかりとお聞きし、お体の状態を丁寧に検査したうえで、その方に合わせた治療を提案させていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

皆様の健康と笑顔あふれる毎日を心よりお祈りしております。

 

(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)

 

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください