「最近何もしてないのに、急に顔から汗が噴き出てくる」
「なぜか首も凝るし、体がだるい…これって自律神経の乱れ?」
このような自律神経の乱れってなぜ起こるんだろう…
この度は自律神経についてブログにまとめました。
首こりや体のだるさを解消!自律神経の乱れと影響とは?
こんにちは、兵庫県小野市にあるこころ鍼灸整骨院院長の作尾大介です。
当院に来院なさる40代の女性の患者さんから、診療中に
「立っていても、すわっていても首が凝る」
「急に顔がほてる…」
「顔から急に汗が止まらなくなる」
などの症状をお伺いすることがあります。デスクワークや家事をしていると急に症状に襲われることがあるとのこと。
実は、このような首こりや、顔のほてり、急な発汗には自律神経の乱れが深く関係していることがあります。
このような不調を抱えていて、病院で漢方やお薬を飲んでもなかなか改善がみられず、当院でも相談をいただく機会がありました。
ですので、このブログでは、自律神経と首こりやほてりの症状との関連性を調べてきました。
もし、同じお悩みがあるときは、このブログがきっとお役に立てると考えています。ぜひ最後まで読んでみてください。
自律神経が乱れる原因とは?40代女性の日常に潜むトラブル
突然ですが自律神経は、私たちの体の「自動制御システム」としての役割を果たしています。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っています。
交感神経は、活動時の体の動きをサポートするために働きます。
例えば、仕事をする時や運動をするといった活動をするときに交感神経が優位になって働きます。
一方、副交感神経はリラックスや休息時に優位になります。
睡眠や休憩、食事のときには副交感神経が優位になります。
これらの神経は、現在の状況や環境に合わせて自動的に切り替わり、体を最適な状態に保ちます。
このシステムをAIの自動制御に例えるならば、部屋の明るさや温度を自動で調整するようなものです。
しかし、このバランスが何らかの理由で崩れると、体の不調や異常な反応を引き起こすことがあります。
例えば、リラックスしようとしてもできなかったり、運動をしていないのに呼吸が早くなるなどの症状が現れるケースです。
では、このような自律神経の乱れは、なぜ起こるのでしょうか?
首こりや体のだるさの背後にある“自律神経の乱れ”とその症状
実は自律神経は日常で、副交感神経の活動が交感神経の活動より少しだけ優位になっている状態が理想です。
副交感神経が少しだけ優位になった状態を例えるなら、心にも体にもゆとりのある状態だと言えます。
人の体の自動制御システム(自律神経)を適切にコントロールする司令塔は、私たちの脳です。
脳は自律神経に指示を出し、体が適切に機能するように調整しています。
例えば、暑い外気環境下では体温を調整したり、酸素が足りない時には深く呼吸するよう指示を出しています。
私たちの血圧や脈拍、体温が常に一定なのは、自律神経の働きのおかげだといっても過言ではありません。
しかし、この司令塔である脳が疲労やストレスによって適切に機能しなくなると、自律神経のバランスも乱れることがあるんです。
ほら、職場で嫌な人がいたり、慣れない仕事に着くと疲れやすいことってないでしょうか?
そんな時って体だけでなく、脳も疲労している状態なのです。
脳の疲労は、自律神経のシステムに深刻な影響を及ぼすことがわかってきました。
脳の疲労やストレスがたまると、首こり、肩こり、顔のほてりなどの自律神経の症状を引き起こすことになります。
首こりや体のだるさといった自律神経の不調を起こす人に共通していたこと
当院に来院なさる患者さんも、首こりや、顔のほてり、過剰な発汗といった症状を訴える人たちに共通していることがありました。
それが、最近の生活環境や習慣の変化、ストレスや睡眠不足だったのです。
これらの変化やストレスが脳に影響を与え、結果として自律神経の乱れが起こっていると考えています。
そんな時に、自律神経に良いアプローチができる方法があります。
それは、私たちが無意識にしている「呼吸」です。
特に深呼吸は、体をリラックスさせる効果があります。
逆に、緊張しているときの浅い呼吸は体を活性化させています。
つまり呼吸には、副交感神経と交感神経のバランスを通じて体の状態を調整する効果があります。
ですので、本質的には脳の疲労やストレスが自律神経に不調を起こす原因となっているため、問題を根本的に解決するには、脳の健康を維持することも重要になります。
要するに、自律神経の乱れは脳の疲労やストレスが深く関与していると考えています。
私たちの健康を維持するためには、脳の健康を優先し、ストレスを適切に管理し、十分な休息をとることが大切になります。
40代女性の自律神経の乱れに注目!首こりや体のだるさにアプローチする3つの対策
この度自律神経の乱れに対してアプローチする方法をまとめました。
もし、自律神経による不調でお悩みでしたらこの3つの方法がお役に立てると考えています。
1. 心と体、自律神経を整える「呼吸」の力
最近では、呼吸に着目しためいそうやヨガなどを取り入れる方が増えています。
呼吸に少しアレンジを加えることで、自律神経にダイレクトにアプローチができます。
自律神経を整える呼吸のポイントは、吸う:吐くの割合が1:2になるのが理想です。
日常のストレスや体の変化、環境の変化によって不調を感じる時は、良質な呼吸の習慣を身につけることで、自律神経のバランスを整えることが期待できるのです。
2. 脳と体をサポートする「栄養」
日頃からタンパク質を多く含む食事が理想です。
また糖質(甘いもの)は、調子をくずしているときは控えめにすることをお勧めします。
日常の食事に、栄養価の高いものを取り入れることで、体のバランスを整える効果を促せます。
3. 質の良い「睡眠」でリフレッシュ
良質な睡眠をとることによって脳の疲労物質を取り除き、神経の状態をより良い状態に高めることが可能です。
その結果、自律神経の機能を正常化する働きを促せます。
寝る前のスマホやゲームといった明るい光を見ると、良質な睡眠を促す「メラトニン」というホルモンの分泌を阻害します。
ですので、寝る前のスマホやゲームは控えることをオススメします。
首こりや顔のほてり、動悸といった自律神経の不調を解消した患者さんの声
最後になりますが、当院で整体や鍼灸治療を併用し、上記3つのことに取り組んでいただき、自律神経の不調を解消した患者さんの声を紹介させていただきます。
自律神経の不調でお悩みの方の励みになれば嬉しく思います。
お名前 田中光子さん 性別 女性 年齢 60代
住所 小野市在住 職業 主婦
治療回数 8回 治療期間 3ヶ月
※現在月に1、2回メンテナンスに来院されています。
Q,何が決め手で当院を受診されましたか?
近所の奥さんにすすめられて…。
(今まで3年間、父と6時間かけて週に1回ハリ治療に通っていました。)
Q,どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
父は歩行困難。
私は首が痛くて、めまい、ふらつき、不眠などの自律神経失調症の症状が13年前からありました。
(その間、5ヶ所程の治療院に次々通っていました。)
Q,実際に受診されて良かったことを書いてください。
症状が次第に軽くなり、安心して生活が出来る。
先生の人格と診断、手技が信頼出来る。
※92歳の父も3週間に1回の通院でいい程回復しております。
首こりや体のだるさといった自律神経の不調でお悩みでしたらお早めにご相談ください
もし、首こりや体のだるさといった自律神経の不調でお悩みでしたら、上記3つの対処法がお役に立てると考えています。
ただ、この3つの対処法を実践しても一向に改善が見られない時は、他にも何か原因があるかもしれません。
もし、首こりや体のだるさといった自律神経の不調にお悩みでしたら、お早めに当院までご相談ください。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
この度のブログがお役に立てれば幸いです。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)