子供の側弯症の手術を避けるために必要なこと


側弯症と診断されたお子さんを持つ患者さん
側弯症と診断されたお子さんを持つ患者さん
子供が学校の健康診断で側弯症の疑いがあると言われた

側弯症で悩まれている患者さん
側弯症で悩まれている患者さん
病院で側弯症という診断を受け、『様子を見ましょう』と言われた…日常で何かできることはないだろうか?

こんなお悩みをこのブログで解決できるかもしれません。

側弯症でコルセットや手術を避けたい…日常で気をつけることとは?

こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、作尾大介です。

突然ですが、こころ鍼灸整骨院では、側弯症を手術をせずに運動と快適なブレースで改善していく、ドイツ発祥の「シュロス法」という側弯症の治療法を導入しております。

この度は、側弯症の患者さんより

「病院で側弯症と診断を受けたのですが、日頃はどのように過ごせばいいですか?」

という相談を受けました。

ですので、この度のブログでは、側弯症の方が日常でやってはいけないことをまとめています。

もし、同じように側弯症でお悩みでしたら、このブログがきっとお役に立てると考えています。

ぜひ、最後まで読んでみてください。

 

手術をせずとも側弯症を治していくために必要なことって?

側弯症は背骨が歪んで固まってしまう病気です。

側弯症は10代の子供に特発的に発症することがあります。

側弯症は機能性側弯症構築性側弯症の2つのタイプの側弯症があります。

ストレッチやマッサージ、整体で治るものは機能性側弯症といわれています。

でも、何をしても治らないタイプの側弯症が構築性側弯症といわれています。

今の所、日本の治療方針は経過を観察し側弯症がひどくなってきたら、ゴツゴツとしたコルセットで予防する。

さらに、側弯症が悪くなった時は専門病院で手術をすすめられることになるでしょう。

多くの場合、学校の検診や病院のレントゲンで側弯症が発覚した時には、

「様子を見ましょう」という流れになるでしょう。

実は、この「様子を見ましょう」と経過観察の間に、側弯症を悪化させないために取り組めることがあります。

それは日常生活で背中を丸めた姿勢でいる期間を減らすことです。

例えば、

・床に座ってテレビを見ている時って背中が丸くなります。
・体育座りも背中が丸くなります。
・柔らかいソファや深いソファにずっと座っている状態も背中が丸くなります。

背中が伸びている状態は背骨に負担をかけませんが、背中を丸めている姿勢は側弯症を悪化させる可能性があるのです。

教えて!側弯症を手術を避けるために簡単にできること

日常生活でずっと背中が丸くならないように過ごすのは難しいと思います。

椅子に座る時も、床に座る時もやはり背中は丸くなりやすいです。

では、どうしたらいいのか?

例えば、床に座るときに正座をするとおなかが前に出る姿勢になり、背筋が伸びて、背中は丸くなりません。

側弯症は普段からおなかを前に出した姿勢を作ることで背中の歪みを矯正することが可能です。

でも、長い間正座をすると足も痺れてくるし、膝が痛くなってしまいます。

ですので、床に座る時には下の写真のように座ることをおすすめしています。

正座をして、左肩を上に上げた状態を作ると背骨に負担がかかりません。

でも、長時間正座をしていると足が痛くなってきます。

そんな時は足を崩しておなかを前に出した状態を作り、手をどこかに乗せた姿勢で座るのがポイントです。

お子様が学校の集会やホームルームで長時間体育座りをする時には、学校の先生に

「側弯症と診断されて、なるべく体育座りは控えるように言われた」

と伝えてもらうようにしています。ですので、列の後ろに座らせていただき、椅子で座る。

あるいは上の図のように座るようにお伝えしています。

 

通学や通勤の時に側弯症の悪化を防ぎ、側弯を矯正する方法

 

電車やバスで通勤、通学する時は左手でつり革を持っておなかを前に出した姿勢をすると側弯症を矯正することも可能です。

あるいは、左肩を壁につけて、胃を前に出す姿勢を心がけていただく。

これも1つの矯正方法です。

 

気をつけておきたいことは、立った姿勢でも背中を丸めていると側弯症が悪くなる恐れがあることです。

背中が丸くなる兆候として、重いリュックを背負っているとどんどん背中に負担がかかり、丸くなる可能性があります。

ですので、キャスター付きのケースや、リュックを使う。

あるいは重い荷物を担ぐのはなるべく避けた方が得策です。

子供の側弯症手術を避けるために、学校の休み時間にも取り組める矯正方法

学校では背もたれがついた椅子があると思います。

このように座るとおなかが前に出て左肩が少しあがった状態を作ることができます。

 

側弯症はどのような姿勢においても、おなか(胃)を前に出した姿勢が側弯症の矯正に一番大切なポイントです。

側弯症にはさまざまな背骨の歪みが方があります。

また、骨盤の歪みも複合していますので、体のさまざまな歪み方を鑑別した上で当院ではシュロス法を用いて治療しています。

 

しかし、側弯症の患者さんにまずお伝えすることは、普段の生活で背中を丸めた状態を減らすことです。

そして、おなかを前に出した状態で過ごすことです。

これが側弯症を矯正する上で一番大切なポイントと言っても過言ではありません。

簡単にできる側弯症の矯正方法ですので、日頃からおなかを(胃の辺り)を前に出した姿勢を取り入れてみてください。

他にも側弯症を日常で矯正する方法がありますので、もっと側弯症の矯正方法を知りたい方はこちらのブログも合わせてお読みいただければ幸いです。

10代の側弯症…手術を避けるために気をつけること

音声 https://spotifyanchor-web.app.link/e/SmT42bBOByb

側弯症でお悩みでしたらお早めにご相談ください

側弯症の治療をどこで受けたらいいのか分からない時は、お早めにご相談ください。

当院では側弯症でお悩みだった患者さんからもたくさんの喜びの声を頂戴しておりますので、こちらで一部紹介させていただきます。

側弯症でお悩みの方の励みになれば嬉しく思います。

手術をせずに側弯症が改善した患者さんの症例

最後までブログを読んでいただきありがとうございました。

このブログが側弯症でお悩みの方のお役に立てれば嬉しく思います。

 

(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)


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