寝違えてしまった!でも今日は仕事を休めない…こんな時にできる対処法を書きました。
こんにちは、兵庫県小野市にて整体・鍼灸・カイロプラクティック・ヨガ・側弯症の治療をしています、こころ鍼灸整骨院院長の作尾です。
先週は2名も「首が回らへん!」「後ろを振り返れない…」と、訴える寝違いの患者さんが来院されました。
私も寝違いを経験したことがあるので、この辛さはわかります。
ですので、この度はブログで寝違いの対処法を書きました。
今までにこんな経験ってありませんか?
朝目が覚めて布団から起き上がろうとしたときに首に激痛が!
顔を洗うのも、急な呼びかけに振り返るのも一苦労。
いつものように首を動かせたらどれだけ楽だろうか…首の痛みのせいで仕事が倍以上疲れてしまう。
この度はブログでこういったお悩みを最短で改善する方法を書ています。
ブログでお伝えすることを実践していただければ、首の痛みも次の日にはほとんど改善している可能性があります。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
なぜ、寝違えが起こるのか?
寝違えの多くは首と体(胴体)をつなぐ筋肉に異常が起きて発症します。
寝違えの多くは猫背や巻き肩のような悪い姿勢や、体重を片側にかける休めの姿勢が習慣化している方。
また、普段はしない無理な運動、ストレス、暴飲暴食、急激な冷えといったことが原因となり発症します。
特に冬場になると、寒さのせいで背中を丸め、肩をすくめた姿勢になることが多く、首や肩回りの筋肉は柔軟性を失い、少しの刺激で損傷しやすい状態になっているのです。
「耐えがたい痛みで..」来院された患者さんのお話
私が印象に残っている寝違えの患者さんのお話ですが、
院内に入ってきたときに首を傾け、恐る恐るゆっくりと首を動かしながら、
「先生、何とかして~」
と、訴えてこられました。
「これは寝違えたな」と、わかりやすい恰好で入ってこられたので、話を聞く前からおおよその検討はついていました。
話を聞くと案の定寝違いで、「昨日から首が痛くて仕方がない」とのこと。
横になるのも痛みでできない状態でしたので、座ったまま手に鍼治療をさせていただき
「ちょっと首を痛かったほうに動かしてみて下さい」
と、指示すると
「あ、あれー!さっきまで動かんかったのに何で?」
と、首は滑らかに動くようになり、目を丸くして驚かれていました。
こうして、寝違いの時には首や肩周りの硬い筋肉をマッサージする、もしくはシップを張るよりも整体や鍼灸治療をしたほうが早く良くなることもあります。
寝違えた当日の注意点!
寝違いの当日、もしくは2日目までは患部に炎症がある恐れがあります。
ですので、患部を直接マッサージをしたり、ストレッチをしたりするのは避けた方がいいでしょう。
アイシングは明らかに熱を感じる時に、一度だけするのは構いませんが、何度も冷やすのはやめておきましょう。
寝違えた時に自宅で手軽にできる3つの対処法
1.手の甲にあるツボを使う
当院では寝違えた時に、手の甲にあるツボ(場所は写真を参考にして下さい)を使い寝違いを治療しています。
このツボを自分でも押してみると、首を動かしやすくなる効果を体験できます。
このツボを1日5~6回、20秒ほど抑えて刺激してみましょう。
振り返りにくい(横に回せない)ときは落沈(ラクチン)穴
人差し指と中指の間、付け根から指一本下にあります。
首を前後に動かせないときは後谿(コウケイ)穴
手を軽く握り、小指側の手の膨らみ部分の出っ張った部分
写真を参考にしてください。
2.寝違えた方と同じ側の腕をストレッチ
東洋医学で用いられる、「経絡」は手から首の方まで繋がっています。
この考えを利用して、手のストレッチを用いることで首の緊張を和らげる効果を期待できます。
下の写真を参考にストレッチをしてみましょう。
ストレッチしながら、少しずつ首を痛い方に傾けていくと、動きやすくなることもあります。
無理のない範囲で取り組んでみましょう。
3.寝違いと同じ側の二の腕と、わきの下の硬くなった筋肉をマッサージ
寝違えて硬くなった首の筋肉を触ると、さらに痛くなる可能性があるので要注意です。
寝違いと同じ側の二の腕や、脇の下の硬くなった筋肉をマッサージすると首の可動域が増えてきます。
写真を参考にして、ぜひ取り組んでみてください。
私も寝違えたときにはこの方法を使い、最短で自分自身の寝違いを治療しています。
痛みや首を動かせないといった症状が長引くときは、お早めにご相談ください
寝違えで首を動かすこともできないまま仕事をすると、いつもの3倍ほど疲労します。
多くの場合寝違えは3日から1週間もすれば自然に改善してきますが、痛みを我慢したまま生活すると、そのままの姿勢が習慣化する方もいらっしゃいます。
できるだけ早く痛みから解放されるように、先ほどお伝えしました自宅での対処法を試してみてください。
寝違いの重度の症状で長引く痛みを我慢しながら生活しているようでしたら、一人で抱え込まずに当院までご相談ください。
その時は私と一緒に治療に取り組んでみましょう。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)
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