「イスに座って勉強しているだけで腰が痛くなってくる」
「週に一回はマッサージや整体を受けないと背中の痛みで生活できない」
こういうった症状でお悩みの方。
もしかすると、それは「側弯症(そくわんしょう)」なのかもしれません。
こんにちは、兵庫県小野市こころ鍼灸整骨院院長の作尾です
この度は背骨が前後左右にゆがみ、かたまってしまう「側弯症」という病気について書いています。
いきなり「側弯症(そくわんしょう)」と言われても、なかなか聞きなれない言葉ですが、この度はブログでわかりやすく書きましたので、最後まで読んで頂ければと思います。
通常、人の背骨は24個の骨から構成されていて、正常であれば横から見たときにはS字状に、前後から見るとまっすぐになっています。
しかし、側弯症と呼ばれる病態は横から見るとC字状に、前後から見るとグニャグニャに曲がった状態になっています。
側弯症の原因はまだ明らかになっていませんが、今のところの見解では、
成長の過程や日常生活の癖で、背骨が左右にずれたり、前後に捻じれてかたまってしまう。
と、いったことが原因と言われています。
また、側弯症の多くは、思春期の女の子に突発的に発症します。
早期発見・早期治療が大切
側弯症は、軽度の場合自覚症状がありません。
多くは家族や友人から、姿勢の異常や肩の高さの違い、背骨のゆがみを指摘され発見する場合や、
腰痛や背中の痛みで医療機関に相談したときに、発見する機会が多いようです。
しかし、こうして症状が出てきた場合は症状が進んだ状態です。
このブログでは側弯症を早期に発見する方法を書いています。
「子供の姿勢が気になる」と、いった親御さんや
本を読んでいる、勉強をしている、それだけで背中や腰が痛くなってくる方は、このブログを読むことで、お子様やご自身が側弯症かどうかを鑑別し、早めの対処が可能となります。
私は昨年側弯症に特化した治療法【シュロス法】という技術を学び、現在も側弯症に悩む方々を治療しています。
※シュロス法につきましては、またの機会にお話しさせて頂きます。
驚いたことに、側弯症に悩む方は私が思っていた以上に沢山いらっしゃいます。
中には、病院で
「もう手術しか治らない」
と、言われた方や
お子さんが医療機関で診察の際に、鎧のようなコルセットをすすめられ
「これを付けて学校に行くなんて考えらえない…」
と、涙ながらに相談して下さった方もいらっしゃいます。
側弯症に悩む方々から、沢山の悲痛な声を聞かせて頂きました。
私は「そんな方々のお悩みを解消したい」と、考えています。
側弯症は手術をしなくても治せる可能性がある!
日本の医療界では、「側弯症は手術以外では治せない」と言われています。
ですので、日本の病院では・・・
①背骨のカーブが25度以下→「様子を見ましょう」と言い、何もしない
②背骨のカーブが25度~45度→「これ以上進行しないように」と鎧のような装具を着用
③背骨のカーブが45度以上→手術
という流れになります。
ですが、世界基準で考えると日本の側弯症に対する治療は遅れていることがわかりました。
ですので、私は側弯症に悩む方に正しい情報を伝えていきたいのです。
側弯症を早期に発見する3つのポイント
1.子供の本を読む姿勢、勉強する姿勢を観察してください
急に子供の座っている姿勢や、立っている姿勢が悪くなった…
こんな時は注意が必要です。
2. 服を脱いだ時に背中を確認する
服を脱いだ時に、自分の背中を家族や友人に確認してもらいましょう。
明らかな背骨のゆがみや肩の高さ、骨盤の高さの違いがある場合は注意が必要です。
3.じっとしていても「腰や背中が痛くなる」「肩がこる」という症状
側弯症の患者さんにお話を聞かせていただくと、
「夕方になってくると腰や背中が痛くなる」
「座っているだけで、背中が痛い」
と、いったことをおっしゃいます。
こんな症状がある場合は注意が必要です。
自宅で側弯症を見つける簡単な検査
もし、上記3つに該当する場合は、以下のような検査をしてみましょう。
①足を腰幅に開き両手を組んで、体を前に倒す
②家族や友人に後ろから観察してもらい、背中に凹凸があるか?
携帯で写真を撮っておくとよいです。
この検査をしたときに、片側の背中が明らかに盛り上がっているときは、側弯症の可能性が高いです。
側弯症に気が付いたらできるだけ早く、取り組んでい頂きたい運動や日常生活で注意して頂きたいことがあります。
そんな時は一度当院までご相談ください。
当院まで通院が難しいときは、あなたの近くにいる【シュロス法】の資格をもったセラピストを紹介させていただきます。
側弯症に対して、正しい情報と対処法を知り、早めに予防しましょう。
これからもブログで、側弯症を予防・改善する運動や、日常生活でできる予防法をお伝えしていきます。
そちらも参考にしていただければ幸いです。
側弯症でお悩みでしたら、私と一緒に治療に取り組んでみましょう。
お気軽にご相談ください。
監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介