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子供のX脚との正しい向き合い方

2018 5/16
膝の痛み
くる病 内股 子供 X脚 子供の姿勢 X脚
2018年5月16日
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「あれ、うちの子いつも内股気味で走ってるけど大丈夫かな…」

「お友達と比べて、膝が内側に入ってる気がする」

「このまま大人になってもX脚のままだったらどうしよう…」

 

内股で走る我が子を見て心配になる親御さんへ|子供のX脚との正しい向き合い方

そんなお悩みがある時には、このブログがお役に立てると考えています。

こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、院長の作尾大介です。

私も3人の子供を持つ父親として、お子様の体のことで心配になるお気持ちは本当によく分かります。

自分のことよりも子供のことの方が何倍も心配になりますよね。

特に他のお子さんと比べて「うちの子だけ違う?」と感じた時の不安は、親御さんにとって本当に大きなものだと思います。

今回は、小学生低学年のお子様を持つ親御さんから多くご相談いただく「X脚」について、これまでの臨床経験と医学的知識をもとに、分かりやすくお伝えさせていただきます。

 

目次

お子様のX脚、実は成長の過程かもしれません

 

X脚とは?膝が内側に入る状態のこと

X脚というのは、立った時に両膝が内側に寄って、足首が外側に開いてしまう状態のことです。

正面から見ると、脚全体がアルファベットの「X」のような形に見えることから、この名前がついています。

お子様が走っている姿を後ろから見た時に、「なんだか内股で走ってるな」と感じたり、立っている時に「膝と膝がくっついて、足首が離れている」という状態を見かけたことはありませんか?

実は、このような状態は成長期のお子様には珍しくないことなのです。

なぜ成長期にX脚になりやすいのか

人間の脚の形は、成長とともに変化していくものなのです。

驚かれるかもしれませんが、実は以下のような変化が起こります:

0~2歳頃:O脚気味(がに股のような状態)

3~5歳頃:X脚が目立つ時期

6歳以降:徐々に真っ直ぐな脚に近づいていく

 

つまり、3歳から5歳くらいのお子様がX脚気味なのは、成長の自然な過程の一つなのです。

 

参考文献:

– 日本小児整形外科学会「小児の膝変形の自然経過」(2020年)

– Staheli LT, Corbett M, Wyss C, King H. Lower-extremity rotational problems in children. Normal values to guide management. J Bone Joint Surg Am. 1985;67(1):39-47.

– 日本整形外科学会「小児の下肢変形診療ガイドライン」(2019年版)

 

木が成長する時に、まっすぐ伸びる前に少し曲がったりするのと同じようなものだと考えていただければ分かりやすいかもしれません。

お子様の体は日々成長し、変化しています。

その過程で一時的にX脚になることは、決して異常なことではないのです。

 

親御さんが知っておきたい3つの大切なポイント

 

1. 多くのX脚は自然に改善していきます

先ほどもお伝えしましたが、3歳から5歳頃に見られるX脚の多くは、小学校に入る頃には自然と改善されていきます。

 

「うちの子だけ走り方がおかしい…」

「みんなと比べて膝が内側に入っている気がする」

このように心配される親御さんのお気持ちは本当によく分かります。

 

でも、この時期のX脚は成長の一過程であることが多いので、過度に心配される必要はありません。

お子様の成長を温かく見守っていただければと思います。

 

ただ、親御さんとしては「本当に大丈夫なの?」という不安は残りますよね。

そんな時のために、次にお伝えする注意点を知っておいていただければと思います。

 

2. こんな症状がある時は要注意

ただのX脚だと思っていても、まれに「くる病」という病気が隠れていることがあります。

くる病というのは、ビタミンDの不足などが原因で骨が柔らかくなってしまう病気です。

 

でも、「X脚=くる病」というわけではありませんので、まずは落ち着いて以下の症状がないかチェックしてみてください。

 

くる病の可能性を示す症状:

・胸が鳩のように前に出っ張っている(鳩胸)

・胸の真ん中が凹んでいる(漏斗胸)

・頭のてっぺんが赤ちゃんの時のように柔らかい

・頭の形が変形している

・背骨が曲がっている

 

これらの症状がX脚と一緒に見られる場合は、念のため小児科や整形外科で診てもらうことをおすすめします。

 

**参考文献:**

– 日本小児内分泌学会「くる病・骨軟化症の診断と治療の手引き」(2020年版)

– Holick MF. Vitamin D deficiency. N Engl J Med. 2007;357(3):266-281.

– 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」ビタミンD摂取基準

 

でも、ほとんどのX脚のお子様には、これらの症状は見られません。

 

もし心配な症状があっても、早期に適切な治療を受ければ改善できることが多いので、過度に心配しすぎないでくださいね。

3. ケガや体の硬さが原因のこともあります

 

成長期以外でX脚になる原因として、以下のようなものもあります:

 

ケガによるX脚

・膝をぶつけた、捻った後から内股になった

・痛みをかばうために変な歩き方になっている

このような場合は、痛みがあるのですぐに分かりますし、適切な治療で改善できます。

 

体の硬さによるX脚

 

・足首の硬さ

・股関節の硬さ

・膝周りの筋肉の柔軟性低下

・腰や骨盤周りの筋肉の硬さ

 

特に最近のお子様は、外で遊ぶ機会が減って、ゲームやスマホの時間が増えていることで、体が硬くなりやすい傾向があります。

 

同じ姿勢で長時間過ごすことで、関節や筋肉の柔軟性が低下し、X脚のような姿勢になることがあるのです。

家庭でできる!X脚改善のための3つの習慣

 

1. 楽しく体を動かす時間を作る

お子様の体の柔軟性を保つためには、楽しく体を動かすことが一番です。

 

おすすめの運動:

・公園で鬼ごっこ(いろんな方向に走ることで脚の筋肉がバランスよく使われます)

・なわとび(ジャンプすることで脚全体の筋肉が鍛えられます)

・お風呂上がりの親子ストレッチ(楽しくスキンシップを取りながら柔軟性アップ)

 

無理に「運動しなさい!」と言うよりも、親子で一緒に楽しむことが大切です。

お子様は楽しいことなら自然と続けられますからね。

 

2. 正しい靴選びと履き方を意識する

意外と見落としがちなのが、靴の問題です。

 

靴選びのポイント:

・サイズが合っているか(大きすぎても小さすぎてもダメ)

・かかとをしっかり踏んで履いているか

・靴底が極端にすり減っていないか

 

特に成長期のお子様は、あっという間に足のサイズが変わります。

3ヶ月に1回は靴のサイズをチェックしてあげてくださいね。

 

3. 座り方・立ち方の習慣を見直す

 

日常生活の中での姿勢も大切です。

 

気をつけたい姿勢:

・女の子座り(ぺたんこ座り)を長時間しない

・片足に体重をかけて立たない

・ゲームやテレビを見る時の姿勢を正す

 

これらは「ダメ!」と注意するよりも、「こうすると体が楽だよ」と優しく教えてあげる方が効果的です。

お子様も素直に聞いてくれやすくなります。

 

X脚で痛みがある時は早めにご相談を

もしお子様が以下のような症状を訴えている場合は、体のバランスが崩れている可能性があります:

 

・「膝が痛い」と頻繁に言う

・「足首が痛い」と訴える

・「股関節周りが痛い」と言う

・運動を嫌がるようになった

・歩き方が明らかにおかしい

 

このような時は、X脚が単なる成長過程ではなく、体の使い方や筋肉・関節のバランスに問題がある可能性があります。

 

痛みを我慢させていると、他の部分にも負担がかかり、成長に影響することもあります。

「子供だから大丈夫」と思わずに、早めに専門家に相談することをおすすめします。

 

当院でのX脚へのアプローチ

 

当院では、お子様のX脚に対して以下のようなアプローチを行っています:

 

1. 詳しい検査で原因を特定

まずは、X脚の原因が成長過程なのか、それとも体のバランスの問題なのかを詳しく検査します。

危険な病気が隠れていないかもしっかりチェックさせていただきます。

 

2. 体に優しい施術

お子様の体はとてもデリケートです。

強い刺激は必要ありません。

優しく体のバランスを整えることで、自然治癒力を高めていきます。

 

3. 家庭でのケア指導

親御さんにも、家庭でできる簡単なストレッチや運動をお伝えします。

親子で楽しく取り組めるものばかりなので、お子様も嫌がらずに続けられます。

 

まとめ:お子様の成長を温かく見守りましょう

お子様のX脚について、少しは不安が和らいだでしょうか?

 

今回お伝えした大切なポイントをまとめます:

 

1. 3~5歳のX脚は成長の自然な過程であることが多い

2. くる病などの症状がなければ過度な心配は不要

3. 体を動かす習慣と正しい姿勢が大切

4. 痛みがある時は早めに相談

 

お子様の体のことで心配になるのは、親御さんとして当然のことです。

でも、多くの場合、X脚は成長とともに自然に改善していきます。

それでも「やっぱり心配…」「一度診てもらいたい」と思われる時は、遠慮なくご相談ください。

親御さんの不安を解消することも、私たちの大切な役割だと考えています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

お子様が健やかに成長され、元気いっぱいに走り回れる毎日を過ごせることを心よりお祈りしております。

もし同じようなお悩みをお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。

一緒にお子様の健やかな成長をサポートさせていただきます。

 

(監修:柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)

 

 

 

国家資格保有 柔道整復師・鍼灸師
院長:作尾 大介 監修

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この記事を書いた人

院長 作尾大介のアバター 院長 作尾大介 こころ鍼灸整骨院 院長

兵庫県小野市の完全自費治療専門「こころ鍼灸整骨院」院長。
「その場しのぎの慰安ではなく、根本からの改善」を理念に掲げ、独自の「モーションパルペーション(動態触診)」や痛みのない「反応点治療(鍼灸)」を用いたオーダーメイド治療を提供。最新の医学的知見に基づき、長引く腰痛や肩こり、自律神経の乱れなど、どこに行っても改善しなかった症状に悩む患者様と「二人三脚」で向き合っている。
SDGsへの参画や「健康経営優良法人」の認定取得など、地域社会の健康寿命延伸にも積極的に貢献中。

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