「昔と比べると、最近の子供って怪我や病気がおおくない?」
「子供の体力が低下している」
テレビや新聞をみているとこうした話題が増えてきました。
妻が近所のママ友と話をしても、こうした話題が多いようです。
「○○さんとこのお子様って何か習い事してるの?」
と言った話題はママ友の中でも鉄板のネタになりそうですね。
私も3人の子をもつ親ですので、こうした話題には聞き耳をたててしまいます。
実際にこうした話題から子供の将来を考えて、地域の体操教室やスイミングスクールを調べて通わせる親御さんも多いとのこと。
ですので、この度は子供の体力が本当に低下しているのかどうか調べてきました。
お子様の成長や、将来のことでお悩みでしたら、きっとお役に立てると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
スポーツ庁のデータをみて驚愕!子供の体力テストのデータで明らかになった新事実
この記事はスポーツ庁が発表したデータをもとに朝日新聞が発表したものです。
詳しく調べたい方はこちらのURLをごらんください。
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/kodomo/zencyo/1411922_00001.html
データを見てみると、平成20年度のときの結果と比べて大きく低下してます。
特に小学5年生では最低の結果になっています。
スポーツ庁があげる原因として
・授業以外で運動する機会がすくなくなったこと
・スマートフォンやテレビ、ゲームといったスクリーンを見続けることが増えたこと
・肥満の子供が増えたこと
・朝食を食べない子供が増えたこと
といったことが書かれています。
私が住んでいる地域でも、子供が自分の足で行ける距離に公園や遊ぶ場所がないという問題があります。
「子供だけで遠くに出かけるのは心配」
「子供をターゲットにした悲惨な事件が後を絶たない」
と、いった不安を持たれる親御さんも多いのではないでしょうか?
その結果、体を動かす機会が減ってきているという背景もあるのかもしれません。
どうやら、私と同じように子供の将来を考える親にとって、体力テストのデータは対岸の火事ではない状況になっています。
姿勢と子供の体力は関係がある?体力測定で政府があえて除外した項目
今から20年ほど前に、小学生の体力を評価する「体力測定」がありましたが、1999年に「新体力測定」という名目にかわり、以前あった背筋力を調べる検査は項目から除外されることになったのです。
その理由は、測定中に背中を痛めてしまう子供が何人もいるため…
残念なことに、この原因はお子様が背中を丸めた姿勢が習慣化した恐れがあります。
その結果、背筋力が弱くなり、急に背筋に力を入れると背中や腰を痛めてしまうからでした。
過去の体力測定のデータを比較すると、子供達は昔と比べると体力が落ちていることが明確になりました。
少し専門的になりますが、背骨って脳から筋肉に命令を送る重要な経路の役割をします。
背骨からは手足の筋肉に向かい、神経がつながっています。
脳から「手足を動かせ」「走れ」「飛び跳ねろ」といった脳からの命令が出たら、背骨から神経を介して筋肉を動かしているのです。
ですので、悪い姿勢によって背骨にゆがみが生じると、脳からの命令を阻害することになります。
つまり、子供の悪い姿勢は運動神経をにぶらせてしまうのです。
今日からできる子供の体力を育む3つの方法
①幼いうちから子供と遊ぶ機会をつくる
この度のスポーツ庁が報告した調査は小学校5年生と中学生を対象にしたものでした。
この時期のお子様は家族と遊ぶよりも友達を優先することが多いのではないでしょうか?
子供が幼いうちからできるだけ子供とふれあう機会を作ることによって、体を動かす習慣が身につきます。
忙しくて外に出られない時は、家で子供と一緒にストレッチをしたり、家事を手伝ってもらうのも一つの運動になるのでお勧めです。
②日ごろから良い姿勢を意識する
一流のアスリートは背中が伸びた良い姿勢をしています。
日ごろから背中の伸びた姿勢をキープすることで、姿勢を維持する筋力がみにつきます。
そうすることで、運動神経の発達や怪我の予防までできるのです。
立った状態で良い姿勢にする方法は、「胃を前に出す姿勢」を心がけることです。
大人も子供も簡単にとりくめる方法です。
ぜひ、ご家庭で取り入れてみてください。
③早寝早起きを心がけましょう
この度のスポーツ庁の調査で、朝ご飯を食べる子供の方が体力測定の結果が良いことがあきらかになりました。
早寝早起きを心がけ、規則正しい生活をすることで内臓のはたらきも活発になります。
なるべく早く寝る習慣をつくりましょう。
お子様の姿勢が気になる親御さんにお知らせです
実は、今年に本を出版します。
もし、お子様の姿勢や成長のことで気にされていらっしゃるようでしたら、きっとお役に立てると思いますので、興味のある方はご連絡ください。
ご予約を頂きました方から優先して、本の方をお渡しします。
まとめ
最近の子供たちは、昔の子供たちと比べて体力が低下している傾向がスポーツ庁の調査で明らかになりました。
ただ、少し生活習慣や運動習慣を変えるだけで体力をつけていくことが可能です。
ぜひ、お子様が小さいうちから外で遊ぶ習慣を身につけて、運動をすることをオススメします。
さらに、日常で背筋の伸びた正しい姿勢を身につけることで、運動神経の発達にもつながります。
簡単にできて効果の高い方法をご紹介させていただきました。
私も子供たちと取り組んでいくつもりです。
ぜひ、一緒に取り組んでまいりましょう。
監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介