中学生や高校生に発症しやすい起立性調節障害とは? | 小野市 肩こり 腰痛 骨盤矯正|整体・鍼灸治療ならこころ鍼灸整骨院
めまいで学校に行けなくなったお子さんを持つ患者さん
めまいで学校に行けなくなったお子さんを持つ患者さん
子供が急に朝のめまいや立ちくらみで学校に行けなくなった
急に朝起きられなくなったお子さんを持つ患者さん
急に朝起きられなくなったお子さんを持つ患者さん
夏休みが明けてから、朝起きると子供が吐き気を訴える

これってもしかしたら起立性調節障害かも…

遊びには行けるのに、子供が学校に行けなくなる起立性調節障害とは?

こんにちは、兵庫県小野市でこころ鍼灸整骨院を開業しています、作尾大介です。

最近、当院に

「子供が急に吐き気や立ちくらみで学校に行けなくなった」
「中学生の子供が朝起きれなくなり、病院に行くと起立性調節障害という診断を受けた」

といった起立性調節障害の患者さんが数名来院されています。

お子様がこうい状況で学校に行けない。

あるいは、ご自身が同じ状況で朝に活動ができない。

そんな状況だとすると、不安になるのも無理のないことだとおもいます。

ですので、一体どうして起立性調節障害が増えたのか?

起立性調節障害がなぜ起こるのか?

起立性調節障害をどうやって予防していけばいいのか?

といったことに関して、詳しく調べてまいりました。

もし、お子様やご自身が起立性調節障害でお悩みでしたら、このブログがきっとお役に立てると考えています。

ぜひ、読んでみてください。

※こちらのブログも併せて読んでいただけますと、さらに起立性調節障害を解消していくためにお役に立てるかもしれません。

中学生の子供が起立性調節障害になったときの治し方

中学生や高校生に起立性調節障害が起こりやすいって本当?

当院に夏休みや春休みの長期休暇が続いた後、増える相談があります。

それは、10代のお子様が

・めまいや立ちくらみがする
・体がだるくて朝起きれない
・吐き気がして食欲がでない

という症状です。

気になって病院に行くと「起立性調節障害」と診断を受け、当院に来院されたのです。

実際に問診させていただくと、青い顔をして

「学校に行きたくても、朝気分が悪くて起きれない」
「朝のうちは立ち上がるとフラフラする」

と、教えてくださいました。

中学生や高校生だけでなく、大人にも発症する起立性調節障害とは?

起立性調節障害は多くの場合、立ち上がった時に起こる血圧の変動が原因で、吐き気や立ちくらみの症状が出ると言われています。

起立性調節障害になると

  • めまいや吐き気、立ちくらみ
  • 朝は体が重だるくて起きれない
  • 午前中は気分が悪い
  • 頭痛や倦怠感が続く
  • ご飯が食べれない
  • 不眠(夜中に元気になる)
  • 顔面蒼白
  • 動機や息切れ
  • 血圧の変調

といった症状が続く特徴があります。

病院へ行くと「生活習慣を改めましょう」「様子を見ましょう」と血圧や血流を調整するお薬を出されることが多いと思います。

起立性調節障害は中学生や高校生に起こりやすい病気です。

 

起立性調節障害の患者さんを施術させていただくと、中には1、2回の施術で良くなる患者さんもいれば、1年ほど月に何度か来院していただいた患者さんもいました。

中学生や高校生、大人まで起立性調節障害になる前の傾向とは

起立性調節障害になった患者さんにお話を伺うと、共通した習慣がありました。

それは、休みの間はずっとスマホやタブレットを触るということだったのです。

詳しくお話を伺うと、1時間スマホを見るのは当たり前。

ある子は、勉強もスマホやタブレットでしているので毎日3時間はタブレットを離せない、と教えてくださったのです。

では、どうしてスマホやタブレットが起立性調節障害と関係があるのでしょうか?

 

スマホやタブレットと起立性調節障害の関係をまとめました。

 

スマホやタブレット、パソコンのスクーリンタイムが起立性調節障害の原因になるの?

突然です、私達の目には瞳孔があります。

近くの物を見る時、瞳孔は収縮して小さくなるようにできています。

逆に遠くを見る時は瞳孔が大きくなります。

例えるなら、瞳孔は望遠鏡のレンズのように、遠くを見る時は瞳孔が大きく開き、近くを見る時は瞳孔を小さくする開くメカニズムがあります。

瞳孔が収縮したり、大きくなるのは自律神経(交感神経と副交感神経)が関係しています。

例えば「今から活動する」「今から運動する」といった時には、瞳孔が開き、自律神経の中でも交感神経が優位になります。

 

反対に「今からご飯を食べて一服しよう」「ちょっと休憩しようかな、横になろうかな」という時には瞳孔は小さくなり(収縮して)、副交感神経が優位になります。

つまり、瞳孔の開きは交感神経と副交感神経をコントロールしているといっても過言ではありません。

ですが、ずっとスマホやタブレットの光を見続けていると、瞳孔は徐々に開いてくる傾向があります。

すると、交感神経が優位になってしまうことになるのです。

加えて、瞳孔が開いたままになると光がどんどん目の奥に入り、脳が疲労を起こしてしまうことになります。

 

スマホと自律神経と起立性調節障害の関係

太古の昔、人間はさまざまな危険と隣り合わせで生活していました。

ですので、遠くから外敵が来た時は神経を研ぎ澄まして警戒をします。

「今から逃げないと」「今から戦わないと」と、活動する神経(交感神経)が優位に立つようにプログラムされています。

ですので、活動する神経(交感神経)がずっと優位に立っていると、体はリラックスできなくなります。

 

スマホやタブレットの光の影響で、脳が疲労すると睡眠の質は下がります。

さらに、スマホを見ている間は交感神経がずっと優位に立っている状態になりますので、体はずっと緊張状態になります。

 

いろんな患者さんを診させていただいて思うことは、副交感神経が少し優位になっている状態が一番良い状態だと考えています。

私達の体は、リラックスすることで休息し、エネルギーを作り出すことができます。

 

また、体を動かすことによってによって取り込んだ酸素や栄養をエネルギーに変えています。

夏休みの間に外へ出ることが少なかったり、自宅からあまり出ずにずっとスマホを触ったりしていると体の中でエネルギーを作ることができない状態になります。

その結果、朝起きることができなくなる。

そして、立ち上がるとめまいや吐き気、立ちくらみが起きるキッカケになってしまうのです。

この一連のメカニズムが起立性調節障害の原因だと考えています。

中学生や高校生、年齢を問わずできる起立性調節障害の3つの治し方

自宅や学校、会社でできる起立性調節障害の3つの治し方をまとめました。

1 起立性調節障害を治すにはスマホやタブレットを触る時間をコントロールする

「スマホをやめろ」っていうことは僕も無理です。笑

だって仕事もありますし、プライベートもあります。

ですので、スマホを触る時間をコントロールすることがポイントになります。

スマホは朝15分、夜15分だけ。寝る時はスマホを別の部屋に置くように心がけてください。

これをするだけで、ずいぶん朝の目覚めも変わる可能性があります。

2 起立性調節障害を治すために必要な栄養を多めに摂る

脳の疲労を回復するためには酸素が大切になります。

「いやいや、呼吸なんてせんかったら死ぬやん…呼吸はしとるっちゅうねん」

そう思うかもしれませんが、少し聞いてください。

座って前屈みになった状態で呼吸をすると、酸素を取り込む量が減る傾向があります。

特にスマホをして背中が丸くなっている姿勢は、呼吸をするときに使う筋肉や関節の動きを大きく制限することになります。

ですので、起立性調節障害を治すためには30分に1回は伸びをして深呼吸をしてください。

立つとフラフラする時はリクライニングの椅子や椅子に座って、なるべく頭の位置を高くして深呼吸をすることがポイントになります。

3 起立性調節障害を治す方法は体を動かすことがポイント

前述しましたが、起立性調節障害は夏休みや、長期休暇の後に発症しやすくなります。

つまり、通学や通勤といった体を動かす機会が減ってしまうことも、起立性調節障害が起こるキッカケだといっても過言ではありません。

電車に乗っている時は、揺れないように立っているだけでも三半規管を使っています。

通学中には友人の顔や、街の景色を見ますので目を動かします。

立つことによって重力を受け、歩くことによって色んな筋肉を動かしています。

こうしたいつもの何気ない日常生活の間も、体を動かすことで食べた栄養や、取り込んだ酸素からエネルギーを作り出しています。

ですので、起立性調節障害になった時は調子の良い時に、10分でもいいのでウォーキングや、ランニング、運動をすることで早期改善につながると考えています。

 

音声 https://anchor.fm/e3n2r4j5tuo/episodes/ep-e1pu30h

中学生や高校生の進路を決める時期に、起立性調節障害を改善した患者さんの声

 

最後になりますが、上記3つのことを病院の治療と併用しながら起立性調節障害を対処していただければと考えています。

当院でも、起立性調節障害の患者さんには上記3つのことを日常で取り組んでいただくことをオススメしています。

当院にも、起立性調節障害を改善した患者さんが数名いらっしゃいますので、ここで患者さんの声を一例紹介させてください。

起立性調節障害でお悩みの方の励みになれば嬉しい限りです。

起立性調節障害を改善した患者さんの声

お名前  U・K 様

性別   男性 年齢   16歳

職業   学生  住所  兵庫県加東市在住

Q. 何が決め手で当院を受診されましたか?

母の紹介

Q. どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?

起立性調節障害

Q. 実際に受診されてよかったことを書いてください。

知らず知らずのうちに疲労していた所が良くなったこと。

人の体に必要な刺激などが分かったこと。

 

もし、起立性調節障害でお悩みでしたら、お早めにご相談ください。

この度のブログがお役に立てれば嬉しく思います。

(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)

3 thoughts on “中学生や高校生に発症しやすい起立性調節障害とは?”

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